アップルは5月13日(現地時間)、watchOS 10.5の配信を開始した。新しい文字盤や新機能の追加、既存機能の改善のほか、セキュリティー関連の修正も実施。アップデートの対象機種は「Apple Watch Series 4」以降、ファイルサイズは443MB(Apple Watch Series 6の場合)となっている。
新しいプライドラディアンス文字盤を追加
watchOS 10.5ではLGBTQ+のコミュニティと文化をたたえる「新しいプライドラディアンス文字盤」が追加された。同文字盤にあわせた2024年版の「プライドエディションブレイデッドソロループ」(1万4800円)も用意されており、5月23日より同社直営店で販売される。
なお、今回のアップデートには新機能の追加や既存機能の改善も含まれているが、5月14日現在、詳細は発表されていない。
セキュリティー関連の修正
セキュリティーに関しては、CVE番号ベースで5件の問題点が修正されている。
・アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性(CVE-2024-27804)
・攻撃者がユーザーデータにアクセスできる可能性(CVE-2024-27816)
・アプリが機密の位置情報を読み取ることができる可能性(CVE-2024-27810)
・ショートカットにより、ユーザーの機密データが同意なしに出力される可能性(CVE-2024-27821)
・任意の読み取りおよび書き込み機能を持つ攻撃者が、ポインタ認証をバイパスできる可能性(CVE-2024-27834)