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Core i7-14700KF搭載「LEVEL-R779-LC147KF-TTX」をチェック

性能・コスパで考える、超快適ゲーミングに最適なRTX 4070 SUPERのBTOゲーミングPCがコチラ!

2024年04月04日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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最高画質で快適なWQHDゲーミング。少し妥協することで4Kゲーミングも実用範囲

 ここからはゲーム系ベンチマークや実際のゲームタイトルを用いてLEVEL-R779-LC147KF-TTXのゲーミング性能を確認していこう。今回使用したゲームタイトルは次のとおり。

・「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」:少々リッチなグラフィックスの一般的な3Dゲームを想定。
・「Apex Legends」:定番FPSタイトル。
・「F1 23」:レイトレーシング含む最新グラフィックスのレースゲーム。
・「バイオハザード RE:4」:レイトレーシング含む最新グラフィックスのアクションゲーム
・「サイバーパンク 2077」:重量級AAAタイトル。

 いずれもグラフィックスオプションはゲーム内の最高設定を選択するようにして、解像度は1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3パターンを計測している。

 また、Apex Legendsとバイオハザード RE:4ではフレームレートの計測に「CapFrameX」というアプリを使用。平均フレームレートの他にデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 はじめはFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果から。設定は「高品質」「フルスクリーン」を選択している。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの結果

 スコアーはフルHDが19391で“非常に快適”の評価、WQHDが14944で“非常に快適”の評価、4Kは8395で“快適”の評価となった。いずれの解像度でも快適以上の評価が得られている。

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのスコアーは、平均フレームレートに約100倍をかけたものといわれているので、そこから逆算してフルHDは平均193fps、WQHDでは平均149fps、4Kでは平均83fpsということになる。

 WQHDまでは高フレームレートでのプレイが可能だが、4Kになるとさすがにガクッとスコアーが下がってしまうようだ。ただそれでも平均60fpsは大きく超えているので、FINAL FANTASY XVのようなRPGやアクションゲームであれば十分スムーズに4Kゲーミングを楽しめるだろう。

 Apex Legendsでは、グラフィック設定でアンチエイリアスを「TSAA」とし、すべてのオプションを最高の状態とした「最高設定」を用意した。射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機。という一連の動きに対してのフレームレートを計測している。

Apex Legendsの結果

 フルHDやWQHDではリフレッシュレート240Hz以上のゲーミングディスプレーを存分に活かせるパフォーマンスを確認できた。4Kになると少々パフォーマンスが落ちるものの、それでも平均150fpsをキープしているので高リフレッシュレートでスムーズなゲームプレイが十分可能だ。

 次にレイトレーシングを取り入れた美麗なグラフィックスが特徴のレースゲーム「F1 23」を使用。ゲーム内のベンチマーク機能を用いてフレームレートを計測する。グラフィックス設定の詳細プリセットからは「超高」を選択し、異方性フィルタリングに「16x」、アンチエイリアスに「NVIDIA DLSS」「クオリティ」を設定した状態を用意した。

 ベンチマークではステージ「バーレーン」、天候「晴れ」を選択している。各解像度でのフレームレートは次のとおり。

「F1 23」の結果

 フルHDとWQHDでは最低フレームレートも100fps以上をキープしており、高リフレッシュレート対応のゲーミングディスプレーを使って迫力のレースを存分に楽しめるはずだ。ただ4Kになると大きくフレームレートが下がってしまう。

 なんとか60fps以上は出せているもののプレイするコースや天候によっては60fpsを割り込むことが予想される。4Kでプレイする場合はグラフィックスオプションを下げる必要があるだろう。

 次は、レイトレーシングなど最新のグラフィックス技術を採用したゲームエンジンでリメイクされた人気アクションゲーム、バイオハザード RE:4でパフォーマンスをチェックしよう。グラフィックス自動設定に「限界突破」を選択すると、レイトレーシングを含めた最新フィーチャーを盛り込んだかなり重たいグラフィックス設定となる。

 測定方法はゲーム開始直後の広場を特定のルートで1分間移動し続け、その間のフレームレートをCapFrameXでキャプチャしている。計測結果は次のとおり。

バイオハザード RE:4の結果

 こちらもフルHDとWQHDであれば平均100fpsを超えたスムーズなフレームレートでゲームを楽しむことができる。4Kもギリギリ平均60fpsを超えてはいるものの、安定して常時60fps以上をキープするのは難しそうだ。4Kでスムーズにプレイしたい場合は、いくつかのグラフィックス設定を落とすことを推奨する。

 最後は重量級AAAタイトルのサイバーパンク 2077より、ゲーム内ベンチマークを用いてフレームレートを計測した。

 画質設定はクイックプリセットから「レイトレーシング:オーバードライブ」を選択。パストレーシングも使用する超激重のプリセットだ。また、DLSS 3のフレーム生成(DLSS FG)も有効にした状態で計測を行なっている。

サイバーパンク 2077の結果

 計測結果から、フルHDは平均フレームレート100fpsを超えてとてもスムーズなゲームプレイが可能なことが示された。WQHDでは平均フレームレートが90fpsまで落ち込むものの、ボーダーとなる60fpsまでは十分な余裕がありスムーズなプレイが可能な範囲と考えていいだろう。

 最後の4Kはかなりフレームレートが落ちてしまい、シーンによってはカクツキが目立つようになる。4Kでプレイするにはグラフィックス設定を落とした方がよさそうだ。

 ちなみに、クイックプリセットを「レイトレーシング:ウルトラ」に下げると平均フレームレートはフルHD(169fps)、WQHD(130fps)、4K(81fps)まで改善する。パストレーシングがいかに重たい処理であるかが伺える。

使い勝手の良い筐体とハイエンドCPUで長い付き合いになりそうな予感

 以上の検証結果から、LEVEL-R779-LC147KF-TTXはフルHD~WQHDの解像度でとても高いパフォーマンスを発揮するゲーミングパソコンということがわかった。4Kゲーミングになるとグラフィックス設定を多少妥協しなければならない部分も出てくるが、概ねどんなゲームタイトルでも4Kで快適にプレイできるだろう。

 何より、LEVEL-R779-LC147KF-TTXの一番の特徴はハイエンドCPUのCore i7-14700KFを搭載し、360mm水冷CPUクーラーなど妥協のない冷却システムでCPUの性能を存分に出し切れている点にある。このCPUパワーであれば、かなり長い間第一線として使っていくことができそうだ。LEVEL∞R-Classのケースもメンテナンス性や拡張性が高く使いやすいので、長年使っていきたいと思わせる完成度を誇る。

 もちろん現状の構成でしばらくは第一線のゲーミングパソコンとして楽しめるはずだ。ただその先、新世代のGPUが登場したら乗り換えようと考えていたり、様々な拡張を楽しんで長年使い倒してやろうと考えている人に、LEVEL-R779-LC147KF-TTXをオススメのゲーミングパソコンとして挙げておきたい。

(提供:ユニットコム)

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