17.3型の大画面が正義のノートPC! Core i7&RTX 2050搭載で在宅ワークもエンタメも大満足だ!
ベンチマークでmouse K7-I7G50BK-Aの実力チェック!
ここからはmouse K7-I7G50BK-Aの実力をベンチマークでチェックしていこう。特に、GeForce RTX 2050を内蔵していることを実感してほしい。
まずは、CPU情報を『CPU-Z』で確認だ。Core i7-12650Hは、Pコア(Performanceコア)が6基、Eコア(Efficientコア)4基の2種類のコアを搭載していることが分かる。高負荷動作の場合は高性能コアのPコアを動作させ、それ以外の場合はPコアをオフにして高効率コアのEコアを動作させることでCPUの消費電力を抑え、高い性能と長いバッテリー駆動時間を両立している。またPコアは、ハイパースレッディングにより1コアで2スレッドを同時実行可能で、Eコアのほうは1コアで1スレッドの実行となっている。

CPU-ZでCore i7-12650Hの情報をチェック。画面右下の項目「Cores」を見ると「6P+4E」と表示されており、Pコア(Performanceコア)6基、Eコア(Efficientコア)4基の2種類のコアを搭載していることが分かる
CPU-Zではグラフィックス情報も表示できる。mouse K7-I7G50BK-Aが採用しているGeForce RTX 2050は、モバイル向けの省電力GPUで、ビデオメモリーは4GB(GDDR6)、バス幅は64bit。また負荷が低い作業などの場合は、CPU内蔵のIntel UHD グラフィックスに自動で切り替えて動作する。ビデオメモリーが4GBということもあって画像生成AIの利用には向かないものの、スマホなどで撮影した高解像度の画像や動画の加工・編集にはバッチリのスペックだ。

GeForce RTX 205は、モバイル向けの省電力GPUだ。ビデオメモリーが4GBということもあって画像生成AIの利用には向かないものの、スマホなどで撮影した高解像度の画像や動画の加工・編集にはバッチリ
CPUのコア単体の性能と総合性能を「CINEBENCH R23」で計測
Core i7-12650Hの実力を把握するため、CPUのコア単体の性能と総合性能を『CINEBENCH R23』で計測してみた。mouse K7-I7G50BK-Aでは動作モードを「パフォーマンス」「バランス」「静音」とソフトウェアでシームレスに変更できるため、それぞれでチェックしている。
パフォーマンスのモードでは、マルチコアが「12910pts」、シングルコアは「1712pts」という結果だった。バランスモードはマルチコアが「11777pts」、シングルコアで「1601pts」。静音モードでは、マルチコアが「5612pts」、シングルコアは「1494pts」という結果だ。
なお、それぞれのモードでファンの音も確認してみた。室温や動作時間によって異なるためあくまで参考程度だが、パフォーマンスとバランスでは高負荷時になるとファンの音が聞こえてくるほどに回転が速くなっていたが、静音モードではほとんど音がしなかった。ゲームなどの3Dグラフィックスを使用しない状況なら、モードを切り替えるだけで静かさが確保できるのはうれしいところ。
PCの総合力をチェックする『PCMark 10』
次はPCの総合力をチェックする『PCMark 10』。総合スコアは「5424」となかなかの数値。詳細はアプリケーションの起動やブラウザーの描画速度をチェックする「Essentials」だと「9766」。オフィス系ソフトの処理速度をチェックする「Productivity」は「5863」。画像や動画の編集能力をチェックする「Dital Content Creation」は「7567」とすべて高レベル。文書作成といったビジネス用途、ゲームやネットコンテンツ、動画などのエンタメ用途をすべて快適にこなせるはずだ。
3Dグラフィックス性能の定番計測ソフト『3DMark』
3Dグラフィックス性能の計測では、定番ベンチマークソフト『3DMark』を使用した。DirectX 11用テスト「Fire Strike Extreme」では「4881」という結果となっており、比較的軽めの3Dゲームなら十分楽しめそうだ。
DirectX 12での3D性能を見るテスト「Time Spy」では「4402」という結果。CPU内蔵のIntel UHD グラフィックスだけでは出せない数値となっており、GeForce RTX 2050の実力が分かる数値といえるのだ。
GeForce RTX 2050のクリエイティブ系性能を調査
GeForce RTX 2050のクリエイティブ系性能を確認するため、『Adobe Media Encoder 2024』を使った動画エンコードも行なってみた。スマートフォンで撮影した動画(再生時間約5分間/1920×1080ドット/60fps)の変換をソフトウェア(CPU)とGeForce RTX 2050によるGPUアクセラレーション(CUDA)で行ない、それぞれでかかった時間を計測している。また違いが分かりやすくなるように、コーデックはH.264とH.265(HEVC)を用いている。
H.265(HEVC)コーデックでは、GeForce RTX 2050を利用した場合、ソフトウェア(CPU)に比べて変換にかかった時間が大幅に短いことが分かる。H.264コーデックでは、GeForce RTX 2050はほぼ半分の時間で短縮できている。スマホなどで撮影した動画を編集する機会があるなら、見過ごせない性能差のはずだ。
『CrystalDiskMark』でストレージのアクセス速度を計測
ストレージのアクセス速度を『CrystalDiskMark 8.0.4』で確認したところ、シーケンシャルリードのスコアは約4304MB/sで、シーケンシャルライトでは1837MB/sとなった。この数値ならファイルの読み書き、コピーや移動といった操作は快適だろう。
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