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24型のディスプレー一体型PC「ESPRIMO FH77/H3」の速度を計ってみた

2024年02月13日 11時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

提供: 富士通クライアントコンピューティング株式会社

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 富士通WEB MARTiconで発売中の23.8型ディスプレー一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH77/H3icon」は、CPUに第12世代(Alder Lake)の「Core i7-1260P」(12コア[4P+8E]、16スレッド、最大4.70GHz、28W)を搭載している。

 「Core i7-1260P」は「Pシリーズ」と呼ばれるプロセッサーで、主にパフォーマンスを重視した薄型ノートPCに採用されている。

 それでは「ESPRIMO FH77/H3icon」はどのぐらいのパフォーマンスを発揮するのだろうか。今回は定番ベンチマークで本機のパワーをチェックしてみた。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

富士通クライアントコンピューティング「ESPRIMO FH77/H3」富士通WEB MART価格23万6280円

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

今回のモデルは16GBメモリーを内蔵。背面のパネルを開けば、最大32GBメモリーを搭載可能だ。

 まず「ESPRIMO FH77/H3icon」のCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9509pts、CPU(Single Core)は1768ptsとなった。このスコアは、「Core i7-1260P」搭載機としてはかなり優秀。薄型ノートPCよりもボディーが大きいぶん冷却効率がよいのか、プロセッサーの処理能力を最大限に発揮できているようだ。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9509pts、CPU(Single Core)は1768pts

 一方「ESPRIMO FH77/H3icon」の3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは1560、Fire Strikeは4035、Wild Lifeは9691、Night Raidは14674となった。

 3DMarkの推定ゲーム指標(Estimated game performance)では、「Fortnite」(1080p Ultra)が160~170fps以上で動作すると示されている。また、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5143(普通)となった。

 3Dグラフィックス性能に定評のある「Intel Iris Xe Graphics」を内蔵する「Core i7-1260P」を採用しているだけに、このクラスのゲームなら実用的な速度で動作させられる。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「3DMark」のTime Spyは1560

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

Fire Strikeは4035

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

Wild Lifeは9691

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

Night Raidは14674

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5143(普通)

 「ESPRIMO FH77/H3icon」のストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDQNQD-512G-1016」が搭載されており、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5084MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3986MB/sとなった。

 高速なPCIe Gen4 x4接続SSDを搭載しているだけに、日常的な作業においてもキビキビとした体感速度を期待できる。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

今回の試用機に搭載されていたストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDQNQD-512G-1016」を搭載

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5084MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3986MB/s

 「ESPRIMO FH77/H3icon」に搭載されている23.8型フルHD液晶(1920×1080ドット、低反射)の細かなスペックは公開されていないが、カラーキャリブレーション機器で実測した。

 結果はsRGBカバー率は97%、sRGB比は102%、AdobeRGBカバー率は75%、AdobeRGB比は75%、DCI-P3カバー率は75%、DCI-P3比は75%という値が出た。一般的なモバイルノートPCと同等の色域を備えているということになる。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

23.8型フルHD液晶(1920×1080ドット、低反射)は、高輝度、高色純度、広視野角が謳われている。最大輝度では少し眩しいぐらいだ

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

実測したsRGBカバー率は97%、sRGB比は102%、AdobeRGBカバー率は75%、AdobeRGB比は75%、DCI-P3カバー率は75%、DCI-P3比は75%

 「ESPRIMO FH77/H3icon」は12コア[4P+8E]、16スレッド、最大4.70GHz動作の「Core i7-1260P」を搭載しており、フルHD解像度だけでなく、4K解像度の動画であっても軽めの編集であれば実用的にこなせるパフォーマンスを備えている。

「ESPRIMO FH77/H3」実機レビュー

 3Dゲームも「Fornite」や「ファイナルファンタジーXIV」ならプレイ可能で、それ以上の高負荷なゲームであってもゲーム専用機をHDMI入力端子に接続すれば同じ画面でプレイできる。

 新生活を迎えるにあたって、ひとつの画面で仕事、ゲーム、映像コンテンツとさまざまな用途をまかないたいと考えている方に、富士通WEB MARTiconの「ESPRIMO FH77/H3icon」はもってこいの1台だ。

ESPRIMO FH77/H3の主なスペック
ディスプレー 23.8型フルHD(1920×1080ドット、低反射)
CPU 「Core i7-1260P」(12コア[4P+8E]、16スレッド、最大4.70GHz、28W)
グラフィックス Intel Iris Xe Graphics(1.40GHz)(CPU内蔵)
メモリー 16GB(DDR4-3200)/最大32GB
ストレージ 約512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI入力、HDMI出力、有線LAN(2.5GBASE-T)、SDメモリーカードスロット、3.5mmコンボジャック
通信規格 Wi-Fi 6E(2.4Gbps)、Bluetooth v5.3
内蔵カメラ HD Webウェブカメラ(92万画素、プライバシーカメラシャッター付き、Windows Hello対応)
サイズ/重量 544×189×395~398mm/約6.2kg
OS Windows 11 Home
Office Microsoft Office Home and Business 2021

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