ePARA×JAPANNEXTの「ディスプレーの未来を考える座談会」に潜入してみた

2023年12月16日 10時00分更新

文●宮崎真一　編集●ジサトラユージ

提供: 株式会社JAPANNEXT

JAPANNEXTに対する要望
新たな取り組み「インクルーシブプログラム」

希央氏：JAPANNEXTの製品は障がい者手帳で若干、製品がお安くなるとかはないのでしょうか。いろいろな付加機能を実現しようとするとどうしてもコストが掛かってしまうので、ちょっと手が届きやすい価格であれば助かる方も多いのではないかなと思います。

JAPANNEXT：申し込みページを作って、手帳の写真を送っていただいて弊社からクーポンを発行するというような形であれば、実現できるかと思います。今回の取り組みを、どのような名前にするのがふさわしいのか、何かご意見ありますでしょうか？

ゆづぱん氏：“インクルーシブチャレンジ”とかどうですか？　「インクルーシブ」という言葉自体が、SDGsのその先という感じで注目を集めていますし、こういうのでもいいのかなと思います。

希央氏：“インクルーシブプログラム”でもいいように思いますね。

いちほまれ氏：若い世代の方たちも、学校でインクルーシブ教育とか受けているので、すごくわかりやすいと思います。

希央氏：インクルーシブプログラムの枠組みで障がい者向け割引をやるというのはどうですか？　ePARAとのスポンサー契約も、インクルーシブプログラムの1つにするといいと思います。インクルーシブって包み込んで支えあうって意味があるんですけど、そういった支えていくためのプログラムのほうが、底上げを図っているというイメージになるのではないでしょうか。

ゆづぱん氏：企業に対してもポジティブなイメージを持ちますよね。包括的にみんなを支えあっていく土台を作るみたいな感じがすごく伝わります。

JAPANNEXT：そうですね。インクルーシブプログラムの活動の一環として、ePARAさんとの提携や障がい者向け割引はいいなと思っています。

JAPANNEXTのモバイルディスプレーの評価は？

ePARA×JAPANNEXTの「ディスプレーの未来を考える座談会」に潜入してみた

　多様な要求に応えられる製品作りは当然難しさもあるが、今回ePARAとJAPANNEXTが協業することで、新たな視点での製品開発なども行なわれるかもしれないと思える内容だった。

　それを裏付けるように、今回の座談会の中で発案されたインクルーシブプログラムについて、12月15日から早速割引プログラムが開始している。日本国内に在住で障がい者手帳（身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳）を持つ人を対象に、製品の割引クーポンを発行するものとなる。

　割引額は10％。なお、開始記念で2024年1月31日までに申し込んだ場合は20％オフとなる。座談会からわずか1ヵ月足らずというこのスピード感、今後の活動にも注目が集まるところだ。

　なお、JAPANNEXTではePARAに機材提供を行っており、Jeni氏に17型のリフレッシュレート240Hz対応モバイルディスプレー「JN-MD-173GT240FHDR」を提供している。最後に、Jeni氏にJN-MD-173GT240FHDRについてお聞きしてみた。

JN-MD-173GT240FHDR

●Jeni氏のコメント

　「JN-MD-173GT240FHDR」についての感想なのですが、私にとってeスポーツ大会への参加するために最も適したディスプレーです。

　今年、私がオフラインeスポーツ大会への参加の際に課題としてあったのが、車椅子に乗った上で自分の視線の高さにあったディスプレー環境を整えることでした。自宅の環境とは異なり、机やディスプレーの高さ、それに角度も異なると、普段どおりのパフォーマンスを最大限発揮する事は難しいです。そういった時に役立つのが、モバイルディスプレーとそれを固定するアームです。

　自分で環境を用意し持ち込むことで、私のような障がいがあっても場所を選ばずにeスポーツ大会に参加することができます。JN-MD-173GT240FHDRを使用してみて、その薄さと軽さにはびっくりしました。デバイス一式を詰め込んでいる私のスーツケースにピッタリのサイズ感で、細かな設定も必要がなく、準備も非常に簡単でした。自宅と同じ環境を構築するような特別なニーズに、まさにオススメの製品です。

（提供：株式会社JAPANNEXT）

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