イトーキは9月5日、電子ペーパーを採用した予約状況表示ラベル「Workers Trail Hoteling Label」を発表した。10月2日より発売する。
本製品は、会議室やクローズドブース、デスクなどの予約・利用状況をリアルタイムに可視化し、フリーアドレスによるオフィス運用を円滑化することを目指し開発された。
表示画面には3.7型電子ペーパーを採用し、空席の場合は画面左側が黒背景で「FREE」に、利用中の場合は赤背景で「WORK」が表示され、現在利用中かどうかが一目でわかる。また、画面右側にはその日の直近の予約者の名前と予約時間がシンプルに表示される。最大3件分を表示可能。
画面表示はリアルタイムで更新され、利用したいスペースの空き状況を簡単に確認できるだけでなく、利用者も画面を見ることで自身や次の予約状況を確認でき、予約時間を超過した利用の抑制につながるとする。画面左下のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むことで、その場で簡単に予約することも可能だ。
本体は無線データ通信と電池駆動による完全ワイヤレス設計を採用。取り付け方法は机上スタンド、マグネット、ワイヤーフック、粘着テープなどが用意され、クローズドブースやデスクなど様々な場所に設置できる。
同社の提供する「Workers Trail」位置情報提供サービスで予約した情報が 、リアルタイムで自動反映される。本製品側で操作する必要はない。また、他のカレンダーアプリとグループウェア連携することにより、グループウェア上で予約した情報も表示できる(一部対象アプリケーションのみ)。
サイズは幅123×高さ90×厚さ21mm、重量はおよそ150g。ボタン電池3個で駆動し、1日10回程度の更新でおよそ1年稼働するという。