エクサウィザーズは8月21日、企業向けChatGPTサービスの「exaBase 生成AI powered by GPT-4(以下:exaBase 生成AI)」に、社内外の独自情報を取り込んだ、専用の生成AI環境を利用できる機能を提供すると発表した。
exaBase 生成AIは、すでに1万人以上のユーザーが業務の生産性向上などで活用しており、今回の新機能はユーザーが保有し、日常業務で活用している情報をexaBase 生成AIから利用できるようにするもの。
具体的には自社商材、顧客提案資料、社内規則などの規程類、競合調査といったデータに対する、問い合わせ回答や情報の生成が可能になる。
PDFなどに収録したこれらの「独自データ」のファイルをアップロードするだけで設定が完了し、生成AIを活用した専用の環境を容易かつ迅速に構築できるという。
本機能では社内外の重要情報を扱うことから、データに対するセキュリティーやプライバシーへの対応も強化。マイクロソフトのクラウドサービス「Azure OpenAI Service」の日本国内にある東日本リージョンを活用することで、独自データの蓄積に加えて生成AIの処理も日本国内で完結する。また今後、exaBase 生成AIで利用するAPIは、全て同リージョンに置き換えていく予定としている。
このほかプロンプトのひな型となるテンプレート、実践活用のチュートリアルも搭載する。それぞれ9月に随時提供を開始する予定。