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AZ-900試験落ちた… 敗因を分析して1週間で点数をアップした話

2023年07月26日 10時00分更新

文● 佐藤 研/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「[AZ-900 敗因分析] 試験落ちて1週間で点数15%上げた話」を再編集したものです。

AZ-900で玉砕

 こんにちは。新卒の佐藤です。最近ストリートファイター6をやっています。対人ゲームって負けないと上手くならないんですよね。同じ理論でAzureも試験落ちないと理解しないわけです。

 今回、1度AZ-900: Microsoft Azureの基礎 (Microsoft Azure Fundamentals)に落ちてしまいました。サイトによっては「情報系初心者でも2-3週間で取れる!」なんて書いてありました。

 ちなみに僕は情報系初心者(7年目)で、勉強期間は2-3週間(3か月)です。落ちても仕方ないですね。

 受付の方が「お疲れ様でした!」しか言わずに不合格レポートを渡してきた時のあの空気は忘れもしません。

忌々しきレポート

 そんな僕が「敗因と対策」を分析し、1週間後に15%くらい点数を底上げできた話をしたいと思っています。

敗因1:試験範囲の確認の怠り

 試験中、知らない単語が多く出てきました。例を挙げると、Azure Arc, Microsoft Defender for Cloud, ゼロトラストなどなどです。

 試験後、なぜ知らない単語が出てきたのかをボロボロ泣きながら検索してみると、2022年8月より試験範囲が変わっていたそうです。こちらの動画に詳しく説明がありますので、AZ-900受験予定の方は見てみてはいかがでしょうか。

 AWSやAzureはサービスの内容や概念が目まぐるしく変化します。それに伴って試験範囲も変化するわけです。クラウド技術の登竜門として、1年前の情報すら追えていない情弱をふるいにかけるシステムは深いですよね。

 皆さんクラウド資格の試験範囲の確認は絶対に行いましょう。

敗因2:わかってる感に気付けなかった

 1度落ちるまでの学習に用いた参考書は2冊です。体感としては両方とも7割インプット:3割章末問題といった感じでした(テキスト1テキスト2)。

 当時、勉強していた自分は「章末問題もほぼ完璧だし、余裕でAZ-900受かるぜ!」って思ってました。

 察しの良い方はもうバカやってんなぁと感じているでしょう。章末問題は直近学習した内容を反復することで知識を定着させる事を目的としているため、短期記憶でどうにかできてしまいます。その結果、"わかってる感"だけが独り歩きしていきました。実際の資格受験では、その見えなかったところにボロが出始め、撃沈しました。

 章末問題ができたから試験が受かるなんてことはまず無いわけです。

これらを解決するための対策

「試験範囲変更に対応した問題集を買う」

 これに尽きます!買った教材はこちら

 実際、この教材の模擬試験と僕の試験点数はほぼ一致してました。問題作った人が天才すぎますね。

 そして、問題集を解いてみて自分のわかってる感で進んでいた個所がどんどん浮き彫りになりました。

問題集の周回の仕方

 今回の問題集には5つの模擬試験が用意されていました。

 僕の解き方は

1.模擬試験をやる
2.間違った問題をテキストで復習
3.次の模擬試験をやる

 を繰り返しました。今1.2を行ったあと、同じ模擬試験をやらないことがミソです。

 そんなこんなで1週間で点数を15%程あげ、無事AZ-900を取得しました。

輝かしきレポート

  受付の方は今回も「お疲れ様でした!」としか言ってくれませんでした。「おめでとうございます!」も欲しかったな。

まとめ

 これらを振り返ってみると、僕に適した資格取得までの勉強フローは

1.テキストで該当試験の大枠をキャッチ & 習得
2.問題集(最新試験範囲対応)でたくさん間違う
3.テキストを振り返りながら誤答の確認 & 復習

 ではないかなぁと感じています。1回目の受験はstep1のみで受けてしまいました。

 しかし、即座に反省会→1週間後に受験という短いスパンでの修正は自分を褒めてあげたいなと思っています。偉いぞ。

 また、痛い目に会った反面、良い勉強代になったと自分に言い聞かせております。

 これでAZ-104に落ちた暁にはまた敗因をブログとして残そうと思います。ご期待しないでください。ではまた。

佐藤 研/FIXER

公立はこだて未来大学大学院から来ました23卒の佐藤 研です。 尊敬する人物は梅原大吾さん(ストリートファイターのプロゲーマー)です。知識より経験で物を話す人って格好良いですよね。 人とコミュニケーションが円滑にとれるエンジニアを目指し、学業とNPO法人の地域活動を軸に学生生活を過ごしていました。

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