白&銀色ボディと静音VGAクーラーが見事なGIGABYTEのGeForce RTX 4060
軽~中量級ゲームタイトルを最高画質で快適プレイ
ここからは多くの人が気になるゲーミング性能を確認していこう。まずは定番の「レインボーシックス シージ」、「エーペックスレジェンズ」、「ファイナルファンタジーXIV」を試してみよう。解像度はGeForce RTX 4060のターゲットとなるフルHDに加え、WQHDでも実行した。
軽量級FPSゲームタイトルで、定番のeスポーツタイトルのひとつでもある「レインボーシックス シージ」からみていこう。APIはVulkanを選び、画質は「最高」プリセット、スケーリングはデフォルトの50%と100%で試している。フレームレートは内蔵ベンチマークで計測した。
軽量タイトルだけあって、WQHD解像度でも144Hzなどのハイリフレッシュレート仕様のゲーミングディスプレーを活かせるフレームレートだった。
同じく定番eスポーツタイトルである「エーペックスレジェンズ」を確認していこう。画質は最も高くなるように設定(スポットシャドウディテールは「最高」)した。ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
レインボーシックス シージと同じく競技性が高く、安定した高フレームレートが勝利につながることも。GeForce RTX 4060のターゲットとなるフルHD解像度では、戦闘を有利に導く、ゲーミングディスプレーを有効活用できるフレームレートになっている。また、WQHD解像度では、1パーセンタイル点が124.8fpsと144fpsを下回ったが、画質を下げてフレームレートを補填すれば、144Hzでの張り付きプレイも狙えるレベルだ。
続いては、国産MMORPGの金字塔「ファイナルファンタジーXIV」のパフォーマンスを確認していこう。公式ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」を画質「最高品質」で実行した。
スコアはWQHD解像度でも、「非常に快適」という評価で、テスト中のフレームレートもフルHDなら158.79fps、WQHDで114.16fpsと、エフェクト飛び交うレイド戦も安心してプレイできる結果だ。これから「ファイナルファンタジーXIV」を始めたいと人に、安心しておすすめできる。
話題の「ストリートファイト6」や「ディアブロ 4」も大満足
次は、待望の最新作となる「ストリートファイト6」と「ディアブロ 4」を試していこう。
「ストリートファイト6」は公式ベンチマークを利用している。画質は最も高くなる「HIGHEST」プリセットを選択している。ベンチマークでは0から100までのスコアが表示され、「快適にプレイ可能」や「設定変更を推奨します」など、5段階の指標が表示される。
ここではリザルト画面に表示される、格闘対戦モードの「FIGHTING GROUND(ファイティンググラウンド)」、全世界のプレイヤーたちとバトルを楽しめるロビーとなる「BATTLE HUB(バトルハブ)」、ストーリーモードとなる「WORLD TOUR(ワールドツアー)」の平均フレームレートをまとめた。
中量級ゲームタイトルだが、両解像度ともにスコアは100点満点で、「快適にプレイ可能」評価を獲得した。FIGHTING GROUND(ファイティンググラウンド)」のフレームレートは60fpsが上限になるが、「BATTLE HUB(バトルハブ)」、ストーリーモードとなる「WORLD TOUR(ワールドツアー)」は、WQHD解像度でも90から100fpsと大満足の結果になっている。
続いてはハックアンドスラッシュ系RPGの金字塔となる「ディアブロ」シリーズの最新作「ディアブロ 4」を確認していこう。画質は「ウルトラ」プリセットを選択し、拠点の「キヨヴァシャド」内と、フィールド上(キヨヴァシャドとマーグレイブ間)を移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
WQHD解像度でも1パーセンタイル点60fps超えと、襲いかかってくる敵を、次々と血しぶきに変えてゆく、残虐なダークファンタジーの世界にドップリと浸ることができる結果だ。思う存分、時間を溶かしていこう。
重量級はカジュアルに楽しむ
ゲーミング性能の最後は、ミドルレンジGPUでは画質を下げる必要がある重量級タイトルの「バイオハザード RE:4」と「ホグワーツ・レガシー」を確認していこう。
「バイオハザード RE:4」は、「グラフィックス自動設定」で「画質品質重視」を選択した状態に加え、レイトレーシングを「通常品質」で効かせた状態で試した。フレームレートの計測には「CapFrameX」を使用し、冒頭「村」内の一定ルートを移動した。
設定できる最高画質と比べると描画負荷が下がる「画質品質重視」のフルHD解像度なら、再構成されたストーリー、最新のグラフィックスの「バイオハザード RE:4」を十二分に楽しめるレベルだ。WQHD解像度でも遊べるが、レイトレーシングを効かせない状態でも1パーセンタイル点は、66.6fpsに留まっている。これは快適なプレイのギリギリのライン上にいることになる。
最後は「ホグワーツ・レガシー」を確認していこう。GPU負荷がかなり高く、レイトレーシングも含め、最高画質でのプレイを目指すなら、ハイエンドGPU搭載ビデオカードが欲しいレベルになる。
実際、GeForce RTX 4060で「最高」プリセットに設定すると、フルHD解像度でも、1パーセンタイル点は40fps台と厳しい結果に。ここでは「全体の品質プリセット」で「中」を選択した状態に加え、「レイトレーシング反射」、「レイトレーシングシャドウ」、「レイトレーシングによるアンビエントオクルージョン」の3つを効かせ、品質を「中」に設定した状態。さらにDLSSを「DLSS Frame Generation(DLSS FG)」有効、品質「バランス」で効かせた状態の3つのパターンで計測。ホグワーツ城 中庭の一定ルートを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
DLSS 3を活用することで、重量級「ホグワーツ・レガシー」を楽しめる結果だ。フルHD解像度では平均が152.7fps、1パーセンタイル点が90.6fpsと、余裕があるのでDLSSのレンダリング解像度がアップする「クオリティー」を選択し、「中」をベースにカスタマイズするのが良いだろう。
デザイン、冷却性能、静音性の三拍子そろった
GeForce RTX 4060 AERO OC 8G
GeForce RTX 4060 AERO OC 8Gを触ってきたが、白&銀色の見目好いデザインのVGAクーラーに、GIGABYTEの冷却技術を満載したWINDFORCEクーリングシステムによる高い冷却性能、そしてゲームやクリエイティブな作業の邪魔をしない静音性と大満足だ。
そしてゲームタイトルや画質の設定にもよるが、人気、話題のゲームタイトルをフルHDだけでなく、WQHDでプレイできる性能を備えつつ省電力なのも、さすがGeForce RTX 4060搭載ビデオカードといった感じだ。
GeForce RTX 4060 AERO OC 8Gは、デザインから冷却性能、静音性、パフォーマンスまで文句なしなので、GeForce RTX 4060を考えている人にオススメしたい。
(提供:日本ギガバイト)