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Power AppsのUser().FullNameで取得した苗字/名前が逆になる問題の解決方法

2023年05月12日 10時00分更新

文● ソネハラ/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「Power AppsのUser().FullNameで取得した名前が逆になる問題の解決方法」を再編集したものです。

 こんにちは、5月に近づいているのにまだまだ暖房をつけているソネハラです。

 Power Platformを触っていると「どうしてこうなるの!?」ということが発生する場合があります。

 今回は、Power AppsのUser関数についてです。

 User関数は、ユーザーに関する情報を取得できる便利な関数です、取得できる情報は下記の3つ。
 

User().Email ユーザーのメールアドレス(UPN)
User().FullName ユーザーのフルネーム
User().Image ユーザーの画像

 さらに詳しく知りたい方は公式リファレンスを見てください。

 問題なのは、User().FullNameです。

 フルネームは取得できるのですが… 名前と苗字が逆になって取得されてしまいます。

 つまり「田中 太郎」さんのフルネームが「太郎 田中」として取得されてしまいます。

 名前をデータとして保存したり、加工したりすることは多いと思うので、アプリから取得する際に、直しておくのが最も効率的です。

 コードの書き方はいろいろありますが…

 一番分かりやすくてコードも見やすかったコチラの動画を参考にさせていただきました。

With( {
 fullName:Split(User().FullName," ")
 },
 Last(fullName).Value &" "& First(fullName).Value
)

 With関数は、関数内でのみ使える変数を宣言し変数の操作を行なえる関数で、コードを読みやすく簡潔にしてくれています。

 User().FullNameは名前と苗字の間にスペースを入れてフルネームを取得するため、3行目のfullName:Split(User().FullName," ")で取得してきたフルネームを、Split関数で空白を基点に名前と苗字に分割し、fullNameという変数に入れています。

 そして、5行目のLast(fullName).Value &" "& First(fullName).Valueで、分割した名前と苗字を逆にし、文字列結合して完成です。

 名前と苗字が逆になって困っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

ソネハラ/FIXER
2023年2月にPowerPlatformアシスタントとしてアルバイト入社しました。
食べ物にハマると1週間ずっとそれしか食べなくなります。そのせいで毎日3食を豆腐だけで過ごし、倒れたことがあります。

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