ASUSのゲーマー向けブランド「ROG」からは、様々な製品が世に出ており、読者の中にもお世話になっているという人は少なくないだろう。
そんなROGの新しい製品であるゲーミングキーボード「ROG Azoth」を今回お借りすることができたので、実際に使用してみたレビューをお届けしたいと思う。
ROG Azothはガンメタルを基調色としたワイヤレス接続対応のキーボードで、ほとんどのキーキャップはこのボディーカラーと同一色なのだが、外周にあるキーの多くはブラックで構成されていた。なんというか、あえてカラーを統一していないのは面白い。
キーボードは75%のフォームファクターで、サイズはおよそ326(W)×136(D)×40(H)mm。昨今のゲーマー向けキーボードでトレンド傾向にあるコンパクトなボディーとなっている。そのため、HomeやPageUp、PageDownをはじめとするいくつかのキーが省かれているのだが、こちらは別のキーに割り当てられており、スペースキーの右側に配置されているFnキーと同時押しすることで利用可能だ。
キーボードの右上側にはOLEDディスプレーと操作用のノブが配置されている。このディスプレーにはROG Azothのバッテリー残量をはじめとするステータス表示に加え、アニメーションロゴを表示させることも可能だ。
側面に配置されているノブは上下方向と押し込みといった3つの入力に対応しており、ディスプレーに表示されるメニュー画面を切り替えながらメディアコントロールやROG Azothのイルミネーションパターン変更などができる。
本体奥側(背面)には接続切り替え用スイッチとUSB Type-Cポート、ワイヤレスレシーバー収納スロットが配置されている。
接続切り替えスイッチは、USB Type-CポートとPCを繋いで利用する有線モードに、ドングルを用いた2.4GHzの無線接続、Bluetooth 5.1接続の3つから選択可能。使用環境に応じてササッと切り替えられるのはありがたい。
USB Type-Cポートは主にPCとの有線接続と充電での使用となる。こちらのバージョンはUSB 2.0とのこと。キーボードにはワイヤレスレシーバーの収納スロットがあり、レシーバーをスロットに少し入れると磁力でガチッとハマる。恐らく持ち運び時に無くさないための仕様なのだろう。付属のUSB Type-Cケーブルにアダプターを噛ませてレシーバーを接続することで、キーボードとの物理的距離を近づけて接続の安定性を高めることも可能だ。