スカーゲンは3月28日、デンマークのサムソ島からインスピレーションを得た最新のソーラーウォッチ「SAMSØ(サムソ)」コレクションを発表した。
SAMSØは、デンマークの環境問題への先進的な姿勢と合理的なデザイン性を含んだブランドを体現するコレクション。コレクション名となったデンマークの「サムソ島」は、化石燃料から再生可能エネルギーへとエネルギーシステムを完全に転換し、世界初の再生可能エネルギー島となった島だ。カーボン・マイナスへの転換や再生可能エネルギー投資の100%地元所有、エネルギー転換による著しい社会経済的利益などの成果を達成している。
スカーゲンの時計デザイナーは、これらの環境に対するサムソ島の取り組みについて学んだ後、環境への影響を考慮した時計コレクションを作り出すことに強い意欲を抱き、今回のコレクション誕生に至ったという。SAMSØコレクションでは、ケース、ケースバック、ダイアルリングの外側に、海岸や海に廃棄されたプラスチックやビニール袋を回収しアップサイクルした素材「#tide ocean material」を使用。
また、カラフルな織物のストラップには、ペットボトル、ポリエステル衣類の糸、パッケージから出るプラスチック廃棄物など、リサイクルプラスチックとリサイクルポリエステルから作られた100%リサイクル素材「rPET」を使用している。
リサイクル素材使用部品のほか、ひまし油を45%使用したバイオベースナイロンを一部に使用したクリスタルを採用。また、文字盤に見える露出した部分はソーラームーブメントで、太陽エネルギーや人工光源によってフル充電されると6ヵ月のパワーリザーブを発揮する。
ブラック、カーキ、ブルーのケースにマルチカラーの編み込みストラップ、秒針にポップなカラーを採用した文字盤など、4つの異なるカラーリングで展開。それぞれのカラーパレットはユニークながらも身に着けやすく、これからの季節にぴったりの爽やかなラインアップとしている。ケースサイズは37mmで、ジェンダーレスで汎用性の高いサイズとなっている。価格はいずれも2万7500円。