このページの本文へ

FIXER Tech Blog - Power Platform

FIXER cloud.config Tech Blog

Power Appsのモデル駆動型アプリで新規レコードへのリンクを自動生成する方法

2023年03月22日 10時00分更新

文● ソネハラ/FIXER

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「モデル駆動型アプリの 新規作成されたレコードへのリンクを Power Automateで自動作成する」を再編集したものです。

 こんにちは、ポメラニアンにハマっているソネハラです。

 今回はPower Appsの「モデル駆動型アプリ」の開発途中で学んだことを共有します。

▼Power Appsの「モデル駆動型アプリ」に新しいレコードが作成された際に該当レコードへの直接リンクを Power Automate で自動作成する方法

 とある学校がDataverseに登録された学生の成績を「モデル駆動型アプリ」で管理しているとします。

 こんな風に…

 Aさんの成績を見てみましょう。

 まだ生徒は5人ですが、今後は何百人も増える予定です。

 生徒の成績画面まで直接飛べるリンクが欲しかったのですが…

 生徒が入学するたびに成績画面のURLをひとつずつコピペしていくのは重労働です。

 そこで…

 テーブルに新しいレコードが追加されると「モデル駆動型アプリ」の該当行のフォームへのリンクを自動作成してくれるようにします。

 まず、Power Automateで「自動化したクラウドフロー」を「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーで作成します。

 テーブルは「学籍簿」を指定し、リンクを格納する変数も初期化しておきましょう。

 「モデル駆動型アプリ」の該当行へのリンクは

 「モデル駆動型アプリごとの固定URL("id="まで)」+「ItemInternalId」で出来ています。

 「ItemInternalId」は「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーが取得してくれます。

 取得した「ItemInternalId」使うには triggerOutputs()?['body/ItemInternalId'] で取り出せます。

 ということでリンクを格納する変数に、「concat()」関数で「モデル駆動型アプリごとの固定URL」と取得した「ItemInternalId」を結合すればURLの完成です。

 concat('https://..................id=',triggerOutputs()?['body/ItemInternalId']) みたいな感じ…

 あとはURLを先生同士で共有したりすれば、管理しやすくなりますね。

ソネハラ/FIXER
2023年2月にPowerPlatformアシスタントとしてアルバイト入社しました。
食べ物にハマると1週間ずっとそれしか食べなくなります。そのせいで毎日3食を豆腐だけで過ごし、倒れたことがあります。

カテゴリートップへ

この連載の記事