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価格は7980円、位置決め・移動のしやすさも魅力

組み立て、取り付けの簡単さに工夫あり! USB延長ケーブルもうれしいモニターアーム

2023年03月20日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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取り付けやすさを第一に考えたマウンター

 組み立ての手順は、スランドを机に固定して、アームを接続。マウンターをディスプレーを取り付け、アームと接続する……というものだ。

 意外と大変なのが、マウンターをディスプレーに取り付ける部分。マウンター部が外れないと、長くて重たいアームごとディスプレーにネジ止めする必要がある。また、ディスプレーとアームをまとめて持ち上げ、根元をスタンドに挿さなくてはならず、とくに大型ディスプレーでは結構な重労働になりがちだ。

 「UNI-LCD-ARM06」はマウンター部分だけだ取り外せるため、ディスプレーへの固定は簡単。また、マウンターとアームの接続は上からスライドして入れるだけ。スイッチを回すとロックされるので、ディスプレーを動かそうと持ち上げたら外れてしまう……なんて心配は無用だ。

ディスプレーのVESAマウントには、取り外したマウンターだけをねじ止め。作業がはかどる

アームとマウンターの接続は、上からスライドして入れる方式

上部のスイッチを90度回せばロック完了。これでディスプレーを持ち上げても外れない

 もちろん、アームの魅力である、ディスプレーの角度や位置調整が細かくできるというのは健在。具体的には、マウンターの根本近くで上下ともに45度、左右は180度の首振りが可能。また、中間では360度回転可能なほか、スタンド部の根本でも左右180度スイングできる。

ディスプレーを低くして上向きで表示すると、首が疲れにくい姿勢に

マルチディスプレーなどで、高めの位置に固定したい場合は、下向きにすると見やすい

左右に大きく動かせるため、好みの場所への移動も簡単だ

 これだけ動けば、一時的に机の外にどけて別の作業をし、また戻してパソコンを操作する、なんていう使い方も簡単。見やすいベストポジションに固定できるだけでなく、机の上を効率よく使えるようになるというのもアームの魅力だ。

 なお、ケーブルはアームの内側や下部を這わせて配線できるため、アームに絡んでしまう、動かすと引っ張られて抜けてしまうといった心配はない。また、軽く触れただけで動いてしまうと困るという人向けに調整ネジもあるので、自分好みの位置でピタッと止まってくれるよう調整するといいだろう。

ケーブルガイドがあるので、目立たずジャマにならず配線可能

調整ネジで回転の軽さを変更可能。好みの固さにしよう

サイズは17~32型、重量は1~9kgまで対応

 対応するディスプレーも幅広く、サイズは17~32型、重量は1~9kgと、現在発売されているディスプレーのほとんどに対応できるのも魅力。

 個人的にすごいと思ったのは、1kgという軽いもにも対応していること。ガススプリングの調整幅が広く、調節しても軽すぎて浮いてしまう……なんてことがないのがうれしい。試しに1Lペットボトルを吊り下げ、上下左右に動かしてみたが、勝手に浮いてしまうことなくピタッと固定できていた。

 探せばもっと激安なアームはあるものの、USB延長、組み立てのしやすさ、位置決め・移動のしやすさ、対応するディスプレーの幅広さを考えると、「UNI-LCD-ARM06」のよさが際立つ。

 これからモニターアームを購入しようと考えているなら、ぜひ候補に入れてほしい製品だ。

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