デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンをメインで使っている人でも、自室では大きなディスプレーを使いたいもの。しかし、机の上に置くとほかの作業のジャマになりやすく、いつでも動かせるノートパソコンのままでいいや……となりがちだ。
また、デスクトップパソコンだと2台以上のディスプレーを使って作業領域を広げるマルチディスプレーが便利だが、ただでさえディスプレー1台で机の上が圧迫されているのに、さらにもう1台追加するのはなかなか難しい。スペースさえあれば増やせるのに……と歯がゆく思っている人もいるだろう。
そんな人におすすめなのが、ディスプレーを空中で保持してくれる「液晶モニターアーム UNI-LCD-ARM06」(以下、「UNI-LCD-ARM06」)だ。価格は7980円。
USB延長ケーブル内蔵で、周辺機器の着脱が楽
モニターアームは低価格なものから高価なものまで、多数の製品が登場している。「UNI-LCD-ARM06」の特徴としてまず挙げたいのは、USB延長ケーブルを内蔵していることだろう。
デスクトップパソコンを机の下に設置している人にとって、USBは意外と着脱しづらい。そのためUSBハブで延長し、机の上に置いて使っているという人も多いことだろう。
こういった場合に問題となるのが、USBハブが軽く動いてしまうこと。しっかり固定されていないため、着脱時には片手で押さえ、もう一方の手で抜き差しすることになる。これが意外と面倒で、筆者は机に強力な両面テープで貼りつけてしまっている。しかしこれでは移動できなくなるため、なにかとジャマになりがちだ。
アームは机の上に固定されているため、片手で抜き差しできるのがいいところ。また、机の端に固定するのでジャマになりにくい。ここにUSBポートを2つ延長してこれるため、USB機器の着断に理想的なものとなっている。
もちろん、USB延長なんていらないという人もいるだろう。「UNI-LCD-ARM06」は組み立て式となっているため、不要ならUSB延長なしのままでも利用できる。
もう1つ、このスタンド部で気に入ったのが、机への固定方法。机をコの字の金具で挟むクランプ式のほか、穴を通して固定するグロメット式に対応しているというのはよくあるが、この取り付けが机の上からできるのだ。
よくあるのが、机の下から手回しネジで締め付ける方法だ。工具不要で取り付けられるというのはいいが、机の下に潜り込んだり、手を伸ばして狭い空間で無理に回すといった作業が必要で、お世辞にも快適とはいい難い。
これに対して「UNI-LCD-ARM06」は、付属の工具が必要になるとはいえ、机の上から締めつけ作業が可能。動かすときも軽く緩めてスライドさせればいいだけなので、毎回机の下に潜らなくていいのがうれしい。
ちなみに、工具はスタンド背面のツールケースに収納可能。次に調整したい場合でも、探さずスグに使えるのが便利だ。