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【先行レビュー】強化版M2チップ搭載「MacBook Pro」プロだけじゃない!みんなが欲しくなる

2023年02月02日 01時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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こちらは本体内蔵の1080p FaceTime HDカメラによるFaceTimeの映像

14インチと16インチはどちらを選ぶべきか?

 14インチ・16インチのMacBook Proは、ともに1080p FaceTime HDカメラを搭載しています。FaceTimeやZoom、WebExなどビデオ会議アプリケーションと連携して、人物の表情を明るくきれいに映しながら相手に伝えることができます。

iPhone 14 Proを組み合わせて連係カメラを実行。肌の精細感が高まってしまいました

 macOS Venturaから新しく提供が始まった「連係カメラ」を使うと、iPhoneがMacの外付けWebカメラになります。iPhone 14 Proを連係させて画質を比べてみると、やはりiPhoneの方が画質が優秀です。加えて現行のMacBook Proシリーズが揃って搭載する「スタジオ品質の3マイクアレイ」があれば鬼に金棒。専用アクセサリーを使わず、MacBook Pro単体でも最高品質のビデオ会議をシンプルにこなせる環境が整います。

 ほかにも、新しい14インチ・16インチのMacBook ProはWi-Fi 6Eによるワイヤレス接続ができたり、HDMIがマルチチャンネルオーディオ出力に対応しました。デジタルインターフェースは左右側面に計3基のThunderbolt 4/USB-Cポートがあるので拡張性はハイレベル。デジタルカメラで写真・動画を頻繁に撮るユーザーには不可欠なSDXCカードスロットも便利です。

 14インチ・16インチのMacBook Proはどちらを選ぶべきでしょうか? カスタムオーダーの内容が同じであれば、あとは画面サイズ以外に目立つ差はありません。

 本体の質量は14インチが1.6kg以上、16インチが2.1kg以上。13インチのMacBook Proは1.4kg、M2搭載MacBook Airが1.24kg、M1搭載MacBook Airは1.29kgです。可搬性の面では14インチのMacBook Proがリモートワークにも柔軟に馴染みそうなので一歩リードです。一方で16インチMacBook Proのバッテリー持ちの良さと、極上のPCエンターテインメントが楽しめるスケールの大きさは、他のモデルで代えが効くものではありません。

 新しい上位M2チップを搭載するMacBook Proの魅力は、角度を変えて見ながらじっくりと吟味する価値があると思います。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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