分割キーボード「Matias Programmable Ergo Pro」を業務導入してみたら
2023年01月24日 10時00分更新
本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「分割キーボードを業務に導入してみて」を再編集したものです。
弊社では購入したデバイスの半額を会社が負担してくれるデバイス購入補助制度があるので、分割キーボードのMatias Programmable Ergo Pro for Macを購入させていただきました。
今回は分割キーボードの購入を検討している方に向けて、ブログを書こうと思います。
TL;DR
導入したメリットは3つ、デメリットは2つありました。
メリット
・人と被らない
・長時間打っていても疲れない
・真ん中にお菓子がおける
デメリット
・一部ショートカットが押しづらい
・配線が汚くなりがち
それぞれについて詳しく触れていきます。
メリット
人と被らない
分割キーボードを使っている人自体が少ないので、「自分だけ特別なキーボードを使っているかのような優越感」を感じたい人にはおすすめです。
長時間打っていても疲れない
やはり、人間が楽な姿勢で打鍵できるように作られているだけあって、「無限に打っていても疲れない」感じすらするレベルで疲労の軽減度合いは他のキーボードとは違います。
真ん中にお菓子がおける
分割キーボードの空いた真ん中のスペースにお菓子が置けるのが、意外と手を伸ばさずにお菓子を取れてめちゃくちゃいいです。
個人的にはこれが分割キーボードを導入して感じた一番のメリットで、この配置でないと満足できない体になりました。
デメリット
一部ショートカットが押しづらい
Command+cなど押すキーが少ないショートカットは問題ないのですが、Command+Ctrl+Shift+4など押すキーが多く、かつ片手に偏っているショートカットは普通のキーボードより押すのがめんどくさいです。
自分は解決策として無理矢理片手で押す方法を考えて(小指でCtrl、親指でCommand、薬指でShift、人差し指で4を押下)実施していますが、やはり面倒です。
また、このキーボード特有の問題ですが、CommandキーもSpaceキーも大きい上キー上、Spaceキーが分かれているため、Command+Spaceと押そうとしてSpace+Spaceと押してしまうこともあります。これは慣れの問題で解決できますが、慣れるまでは苦労します。
配線が汚くなりがち
このキーボードは有線であるため、キーボードとPCをつなぐケーブルに加えて、キーボード同士を接続するケーブルがあるため、少し机の上が汚くなります。
自分はあまり気にならないタイプですが、有線が嫌いな人は結構抵抗があると思います。
配線が気になるタイプの方は、無線のタイプのものを買わないと結構苦労しそうです。
総評
実際導入してみると結構便利でしたが、デメリットもありました。
自分と同じキーボードを購入することを検討している方は下の2つを確認してから購入すると後悔が少ないと思います。
・良く使うショートカットは片手で押しやすいか
・机の上が配線で汚くなっていないか
逆に個人的には、机の真ん中にお菓子が置けるのが革命的なほど便利だったので、上の2つの問題を解決(あるいは無視)してでも買うことをお勧めします。
この記事が購入検討している方の参考になれたなら幸いです。
蛇足
分割キーボードを軽い気持ちで試したら他の分割キーボードの良さを知り、Moonlanderというキーボードが欲しくなりました。
今まさに「沼にハマる」とはこのことかと実感しています。
三上 柊悟/FIXER
開発したり運用したりしてる人。好物はメロンパン。
[転載元]
分割キーボードを業務に導入してみて