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「HUAWEI WATCH GT 3 SE」レビュー その4

ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3 SE」で健康管理をする方法

2023年01月31日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI WATCH GT 3 SE」(2万7280円)

 これまでファーウェイ・ジャパンのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3 SE」のレビューを「スペック解説編」、「使い勝手チェック編」、「カスタマイズ編」とお届けしてきましたが、最終回は「HUAWEI Health」アプリにスポットを当てたのち、本製品のレビューを総括したいと思います。

ヘルスケアアプリとの連動で
健康状態を確認しよう

 「HUAWEI Health」アプリのホーム画面には、デフォルトで「運動記録」、「Healthy Living」、「心機能」、「体重」、「睡眠」、「ストレス」、「血中酸素」の7つの項目が並んでいます。「HUAWEI WATCH GT 3 SE」は「体重」以外のすべての項目について記録可能です。

「HUAWEI Health」アプリはホーム画面で記録しているデータを一覧表示できます

「血圧」、「皮膚温」、「生理周期カレンダー」の3つの項目も用意されています

 さて「HUAWEI WATCH GT 3 SE」のデータはどのくらいの精度なのでしょうか? 睡眠記録を「Withings Sleep」で計測しているデータと比較してみたところ、両者には47分のずれがありました。ただし、起床時間はほとんどずれがありません。どうも「Withings Sleep」のほうが就寝時間を遅く判定しており、また「目覚めている時間(起きている状態)」を長く認識しているようです。どちらが正しいのかは断定できませんが、「Withings Sleep」のほうが厳しく判定しているということは言えます。

 なお筆者は、自分が非常に寝相が悪いことは自覚しており、睡眠の質が悪いことはどちらのグラフからも察せられました。引き続き睡眠データを記録し、睡眠の質の改善に努めます。

「HUAWEI WATCH GT 3 SE」で計測した睡眠時間は6時間34分

「Withings Sleep」で計測した睡眠時間は5時間47分

 「HUAWEI Health」アプリを使ってみた第一印象は、なんと言っても「わかりやすさ」。一般的ではない用語には解説が加えられていて、「おすすめ記事」へのリンクも用意されています。もちろん不調がある場合には病院にかかることが大前提ですが、不調の予兆をとらえたり、予備知識を学ぶのには役立つはずです。医療機器ほど正確ではなくても、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」が記録する各種データを意識することが大事なのだと思います。

数値だけ見ても正常な状態なのかどうかはわかりません。項目をタップすると解説が表示されるので、専門知識がなくても参考になります

 さて今回「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を長期試用しましたが、細かな点まで丁寧に作り込まれているなというのが率直な感想です。たとえば、筆者はワークアウトを基本的に「屋内サイクリング」メインでやっているのですが、ワークアウトを開いたときに前回のスクロール位置を覚えていてくれるんですよね。同じワークアウトを繰り返し実行するなら、何度もスクロールする必要はありません。これ、地味に便利です。

ワークアウトを開いたときに前回のスクロール位置を覚えていてくれます

 ユーザーインターフェースは従来モデルを踏襲していてわかりやすいですね。ショートカットメニューもいい意味でAndroidスマートフォンライクです。上ボタンでアプリ一覧画面、下ボタンでワークアウトアプリが開かれるという点だけ把握すれば、あとはAndroidスマホユーザーであればマニュアルを読まなくても使いこなせると感じました。

左上から、時計、心拍数、血中酸素、活動記録

左上から天気、月齢、睡眠、天気とメディアコントロール

ホーム画面を下にスワイプするとショートカットメニューが表示されます

 「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」と比べると温度センサーが省かれ、またボディーに比較的安価な材質が使われていますが、GPS(GPS + GLONASS + Galileo + BeiDou + QZSS)はしっかりと搭載されており、スタンダード機としてはスキのない作りです。ある程度ラフに扱える普段使い用のスマートウォッチとして魅力的な1台と言えます。

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