最軽量時約865gからという軽さが魅力の「FMV Zero」
富士通の13.3型ノートPC「LIFEBOOK WU4/G2」は仕事や普段使いに最適
2022年12月23日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)」は、直販サイト「富士通WEB MART」で購入できる13.3型モバイルノートパソコンだ。最軽量時約865gからという軽さと、スペックを変更できるカスタムメイドモデルであることが特徴だ。
今回はLIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)のパワーを各種ベンチマークで計測しよう。ただし、試用モデルは先行機となるため、ベンチマークなどは製品版とは異なる可能性があることはご了承いただきたい。
軽いボディーから高いスコアを連発!
今回試用するモデルは、CPUがインテル「Core i7-1255U」(10コア/12スレッド)、メモリーが16GB、ストレージが約2TB SSD(PCIe)、OSがWindows 10 Proという構成となる。
まずはパソコン全体の処理速度をチェックする「PCMark 10」をチェックしよう。PCMark 10の総合スコアは5257となった。
スコア詳細を確認すると、アプリケーションの起動やブラウザーの描画といった処理能力を示す「Essentials」では9030と非常に高いスコアが出ていることがわかる。WordやExcelといったオフィス系アプリケーションの処理能力を示す「Productivity」においても7483とこれまた高いスコアであった。
3Dグラフィックスや写真編集の処理能力を示す「Digital Content Creation」でも、5835とそれなりに高いうえ、さらにその詳細である「Photo Editing Score」では9403とかなりのスコアだ。
3D系の処理が少し落ちて総合スコアが下がってしまっているが、ビジネスや学習シーンでの活用においてはCPU統合グラフィックスであることを考えれば、十分なパワーを持っていると言える。
CPUの処理速度をチェックする「CINEBENCH R23」では、コア単独が1644pts、CPU全体が7448ptsというスコアとなった。モバイル用CPUにおいては上位に入るレベルだろう。シングル単体のランキングを見ると、モバイル向けのインテル「Core i7-1165G7」やデスクトップ向けのインテル「Core i7-7700K」を超えていて、第12世代Coreの性能の高さがうかがえる。
ストレージのアクセス速度は「CrystalDiskMark 8.0.2」でチェック。結果は下の画像のとおり。シーケンシャルリードは3256MB/秒、ライトは3174MB/秒となった。イマドキのパソコンらしい、非常に高速なファイルアクセスが期待できる。実際に使った際も快適だった。
3D処理能力をライトな3Dゲームでチェックしていこう。利用するのは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で、設定は画質が「高品質(デスクトップPC)」、解像度が「1920×1080」、表示方法は「フルスクリーン」。ノートにとっては少し厳しめかと思われたが、スコアは4502で評価は「普通」と出た。何も気にせずに遊ぶことはできるが、より快適さを求めるなら画質を少し設定変更するのもいいだろう。
試しに画質を「高品質(ノートPC)」に変更してみたところ、スコアは6081で評価は「やや快適」となった。ファイナルファンタジーXIV相当のゲームは、設定次第では快適に遊べそうだ。
念のため、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」もチェックしてみた。画質を「軽量品質」、解像度を「1280×720」、表示を「フルスクリーン」という最軽量な設定だが、スコアは3933で評価は「普通」だった。CPU統合グラフィックスでありながら、3Dゲームもそれなりに遊べるのはうれしいところだ。
最後に、より3Dグラフィックス処理能力をチェックするために「3DMark」も動かしてみた。DirectX12用の「Time Spy」では、スコアが1740とモバイルノートではかなり高い評価であった。
このLIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)に合わせて、CPU統合グラフィックスPC向けの「Night Raid」でもチェック。こちらは、スコアが15816とかなりの高スコア。3Dゲームもライトなものであれば快適にプレイできるだろう。
これらのベンチマークから、LIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)はモバイルノートでもトップクラスの性能であることがわかっていただけたと思う。
モバイルを行なうビジネスシーンだけでなく、さまざまな用途において快適な作業が期待できるため、外部ディスプレーや外部ストレージ、そして外付けキーボードの「FMV Mobile Keyboard」を接続すれば、メインマシンとしても使えるほどだ。
LIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)はスペックの高さと軽量さから、家とオフィス間を気軽に持ち運べるビジネスマシン、もしくは多種多様な作業をこなせる普段使いマシンとしてもオススメできる一台だ。
LIFEBOOK WU4/G2(FMV Zero)の主なスペック | |
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ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット、ノングレア) |
CPU | インテル「Core i7-1255U」/「Core i5-1235U」 (10コア/12スレッド) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリー | 8GB/16GB/32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
光学式ドライブ | - |
インターフェース | Thunderbolt 4(Type-C)×2、USB 3.2 Type-A×2、HDMI、有線LAN(1000BASE-T)、3.5mmステレオ・ミニジャック、SDカードスロット |
通信規格 | 無線LAN(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5 |
カメラ | 約92万画素ウェブカメラ(プライバシーカメラシャッター付) |
駆動時間 | 約29.5時間(公称) |
サイズ | 約307(W)×197(D)×15.5(H)mm |
重量 | 約865g~ |
OS | Windows 11 Home/Windows 11 Pro |