FIXER cloud.config Tech Blog
Azure Confidential LedgerでSQL Databaseのデータを保護する
2022年12月14日 12時30分更新
本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「SQL DatabaseのデータをAzure Confidential Ledgerで保護する」を再編集したものです。
皆さん、ブロックチェーン技術や暗号資産に興味はありますか?
私はFIXER入社前から興味がありますが、技術的にはあまり手が出ない状態で、本を少し読んだり推しコインのノード運用を個人的に細々とやっている程度です。
そんな中、AWSやAzureでブロックチェーンのサービスがあることを知ったので、早速お得意のAzureで試してみました。
Azure Confidential Ledger
つい最近出てきたブロックチェーンを活用するサービスです。
下記が詳しいようです。
いろいろ書かれているのですが、ブロックチェーンの技術により改ざん防止や取引の追跡などができそうです。
SQL Databaseでの活用
いろいろできると言われても、具体的にどうすれば良いか分からなくなるんですが、SQL Databaseに統合して使うと改ざん防止(データが改ざんされていないことの証明)ができるそうです。
どうやったら使えるかな・・・お、SQL Databaseの構築時に台帳を構成するようにして、Confidential Ledgerを紐づけるだけですね!
こういう、「良く分からないけどとりあえず作ってみる」が容易なのもAzureの強みだと私は感じています。
既に事例もあるみたいです。
料金面
下記に料金の記載があります。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/confidential-ledger/
2022/11/18 現在だと、米国東部が最安値ですかね?
(台帳:$0.365/時間/インスタンス 、ストレージ:$0.16/GB/月)
トランザクションに対する料金の記載はないので、処理性能でインスタンス数を増減させる料金と、保存されるデータ量に対する料金でしょうか。
見積もりしやすいように感じました。
まとめ
Azure Confidential LedgerはSQL Databaseを保護する際にお手軽に使えそうなことが分かりました。
まだ使用できるリージョンが少ないですが、選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?
松枝 宏樹/FIXER
出身:愛知県在住、リモートワーク気味なエンジニア。
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得意分野はC#、ASP.NET、terraform、AKSなど。