HUAWEI MateBook D 16実機レビュー その4
ファーウェイ「HUAWEI MateBook D 16」はビジネスでもエンタメでも不満の出ないノートPCだった
2022年12月26日 00時00分更新
ファーウェイ製ノートPCといえば、質感の高さ、キーボードやプリインストールユーティリティーの丁寧なローカライズに定評があります。これまで「スペック解説編」「ベンチマーク編」「使い勝手編」をお届けしてきましたが、今回は「まとめ編」として、これまで触れてこなかった機能についてレビューしていきましょう。
スマホのように起動できる指紋認証一体型電源ボタンや
ウェブカメラの画質の良さが光る
ファーウェイ製ノートPCで個人的に気に入っているのが、ワンタッチでOKな指紋認証センサー一体型電源ボタン。電源オフ時にプッシュした時点で指紋を読み取っているので、Windows起動後にもう一度触れる必要がありません。同様の機能を搭載しているノートPCも増えてきましたが、ぜひすべてのメーカーのノートPCで採用してほしいところです。
本製品はスマートフォンのカメラ画質に定評のあるファーウェイ製だけに、ウェブカメラが優秀。「AIカメラ」と謳われており、ユーザーの動きに合わせて画角を調整し続ける機能や、「ビューティー」設定まで用意されています。ウェブカメラの元々の画質もよいですね。
「ビューティー」設定では「ソフト」「明るさ」「目」「輪郭」などを個別に調整可能。より美しくオンライン会議に参加したいのなら、「HUAWEI MateBook D 16」は最有力なノートPCと言えます。
テンキー付きキーボードは好み次第
ディスプレーは16:10で情報量多め
キーボードは好みが分かれるかもしれません。テンキー付きということで表計算ソフトでの数字入力は快適ですが、ホームポジションが左寄りとなります。個人的にはテンキーレスのモデルもラインナップされるとうれしいですね。
縦に長い16:10のディスプレーのアスペクト比は大歓迎。一度この画面比率を使うと、16:9では前後の見通しが狭く感じます。16:10のアスペクト比がノートPCのスタンダードになってほしいと強く思います。
繰り返しになりますが、USB Type-C(データ転送、充電、DisplayPort対応)×1、USB Type-C(データ転送、充電対応)×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 2.0×1、HDMI 2.0×1、3.5mmコンボジャック×1とインターフェースが豊富な点もつくづく良いです。特にUSB Type-A端子は、USBメモリー、マウスやヘッドセットのUSBドングルを挿すため、まだまだ必須だと考えます。
【まとめ】スマホメーカーならではの機能が盛りだくさん
「HUAWEI MateBook D 16」は最新のCPUを搭載しつつ、実際の使い勝手を重視してディスプレーのアスペクト比を設定し、新旧インターフェースを搭載。また、スマホメーカーでもある強みを生かして、高画質なウェブカメラに「ビューティー」機能や自動フレーミング機能を搭載しています。
テンキー付きのキーボードもビジネスユーザーなら歓迎する方のほうが多いことでしょう。「HUAWEI MateBook D 16」は、ビジネス向けのスタンダートノートPCとして魅力的な1台と言えます。