HUAWEI MateBook D 16実機レビュー その3
ファーウェイ「HUAWEI MateBook D 16」のノートPCとしての使い勝手を検証
2022年12月19日 12時00分更新
前回のベンチマーク編で、「HUAWEI MateBook D 16」が一般的な用途であれば快適にこなせるパフォーマンスを備えていることがわかりました。今回は、ディスプレー、スピーカー、キーボードなどの品質や使い勝手についてレビューしていきましょう。
液晶ディスプレーは発色もよく
色域も十分なのでとても綺麗
「HUAWEI MateBook D 16」は、16型WUXGA IPS液晶ディスプレー(1920×1200ドット、142ppi、16:10、輝度300cd/m²、コントラスト比1200:1、色域100% sRGB、視野角178度)を搭載しています。
今回、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は95.4%、sRGB比は97.8%、AdobeRGBカバー率は72.4%、AdobeRGB比は72.5%、DCI-P3カバー率は72.0%、DCI-P3比は72.1%という値が出ました。いずれにしてもモバイルノートPCとしては実用十分な色域を備えています。
スピーカーは迫力に関してはやや不満
キーボードはレイアウトが良くて打ちやすい
一方、スピーカーについては左右底面に内蔵されていますが、音質は良好です。最大音量はそれほど大きくはありませんが、低音はしっかり出ています。オーディオコンポ代わりに利用するなら外付けスピーカーの接続をオススメしますが、目の前に置いてYouTubeなどでミュージックビデオなどを鑑賞するなら実用十分なクオリティーです。
テンキー付きの日本語配列キーボードは、キーピッチは実測18.5mm前後、キーストロークは1.5mmで、打鍵感は良好。キーボード面の剛性もしっかりと確保されています。「-」、「^」、「\」以外の文字キーは等幅に揃えられていますね。キー同士が密着している箇所もなく、素直で打ちやすいキーボードだと感じました。
さて「HUAWEI MateBook D 16」の実機レビューは次回が最終回。「まとめ編」では、これまで触れてこなかった機能についてレビューしていきましょう。