HUAWEI MateBook D 16実機レビュー その2
ベンチマークの数字から見るファーウェイの16型ノートPC「HUAWEI MateBook D 16」の実力
2022年12月12日 12時00分更新
「HUAWEI MateBook D 16」は、8コア(Pコア×4、Eコア×4)、12スレッド、最大4.4GHz動作のインテル Core i5-12450Hプロセッサーが採用されています。第12世代(Alder Lake)のCPUを搭載しているだけに、どのぐらいの処理性能を実現しているのか気になるところです。というわけで集中レビュー第2回では、定番ベンチマークでパフォーマンスをチェックしてみましょう。
前モデルに比べると約160%の性能向上を果たす
まずCPU性能ですが「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9029ptsとなりました。「HUAWEI MateBook D 15」(「Core i5-1135G7」搭載)が5676ptsだったので、それに比べると約159%に相当するスコアを記録したことになります。
一方、3Dグラフィックス性能は、「3DMark」のTime Spyで1009、Fire Strikeで2967、Wild Lifeで7847となりました。また、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)は6110(やや快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(1920×1080ドット、標準品質、フルスクリーン)は1544(動作困難)となっています。3Dゲームをプレイする際には軽めのタイトルを選ぶ必要がありそうです。
「PCMark 10」の総合スコアは5252となりました。PCMark 10の指標「Office laptop(2020)」が4611なので、「HUAWEI MateBook D 16」はその約114%相当のスコアを記録したことになります。
ストレージ速度やバッテリー稼働時間もストレスなし
ストレージ速度は「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリードで3519.37MB/s、シーケンシャルライトで2196.58MB/sを記録しました。本製品はストレージにPCIe Gen3 x4接続のSSDを搭載しており、今回の結果は順当と言えるでしょう。
バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40%、スピーカー音量40%でYouTube動画を連続再生したところ、6時間47分20秒動作しました。モバイル用途に十分活用できるマシンと言えます。
今回のベンチマークで、オフィスアプリの利用、ブラウジング、コンテンツ鑑賞、軽めの映像・写真編集などの用途であればストレスなく利用できるパフォーマンスを備えていることがわかりました。次回は使い勝手についてレビューしていきます。