縦型エルゴノミクスマウス「Lift for Mac」の立ち位置
2つ目のマウスは、静音スイッチを備える縦型エルゴノミックマウス(エルゴノミクスマウスとも)の「LIFT for Mac」です。こちらも右手用。
もともとロジクールでは、人間工学に基づく縦型エルゴノミックマウスとして、2018年夏から「MX Vertical」が販売されていました。また、2022年5月にはこれを22%ほど小型化しつつ、単三形乾電池駆動に変更した「LIFT M800」というマウスが発売されました。今回発売されたLIFTの新モデルは、このLIFT M800をベースにアップル製品向けにチューニングした製品という立ち位置です。
ただし、MX MASTER 3Sの場合とは異なり、この「LIFT M800」では、すでにシステム要件にmacOSとiPadOSの両方の記載がありました。5月発売のモデルと比べても、具体的にmacOS 11とiPadOS 14以降をサポートする点について、仕様としての表記は変わらないようにも思えます。一方、対応するシステム要件からWindows、Chrome OS、Linux、Androidの表記は消えています。
同梱物を比べてみると、やはり通常盤ではあった「Logi Bolt USBレシーバー」が、for Mac版では記載されていません。つまり、こちらもMacやiPadでBluetooth接続だけできればよいというユーザーにターゲットを絞っているわけです。
LIFT for Macの本体サイズは70×71×108mm、重さは125g。通常版では3色の仕上げを選べましたが、Mac向けモデルでは「ペイルグレー」の1色のみとなります。ロジクールオンラインストアでの価格は8690円。通常盤、for Mac版で差はありません。