ロジクールは10月20日に、macOSやiPadOS向けに最適化したワイヤレスマウスの2モデル「MX MASTER 3S for Mac」と「LIFT For Mac」を発売しました。今回、両製品を試用し概要や特長をおさらいしつつ、使用感をレポートします。
フラグシップの「MX MASTER 3S for Mac」の立ち位置
1つ目のマウスは、フラグシップの「MX」シリーズの新製品である「MX MASTER 3S for Mac」です。同製品は右手での使用を想定した形状をしています。
そもそも、ロジクールは22年6月に「MX MASTER 3S」を発売していました。同製品もシステム要件にmacOSと記載されていますが、今回の「for Mac」と書かれた新製品では、さらにiPadOSの記載も加わっており、アップル製品との接続をより最適化した製品という立ち位置になっています。その反面、システム要件からは、通常版にあったWindowsやLinux、Androidなどの記載が消えています。
また、同梱物を比べてみると、通常盤では「Logi Bolt USBレシーバー」や「USB-C充電ケーブル(USB-A - USB-C)」があるのに対し、for Mac版ではこれらがありません。その代わりに「USB-C充電ケーブル(USB-C - USB-C)」が付属します。
カラーバリエーションについては、「スペースグレー」と「ペイルグレー」の2色を展開。通常版では「グラファイト」と「ペイルグレー」の2色だったので、黒のカラーがグラファイトからスペースグレーへと変更されています。価格は、量販店向けにはオープン価格として展開されており、ロジクールオンラインストアでの価格は1万6940円。通常版・for Mac版で差はありません。
つまり、①iPadOSがサポートされていること、②USB-C - USB-Cケーブルが付属しておりUSBレシーバーが付属していないこと、③アップル製品と相性のよい「スペースグレー」仕上げの選択肢があること——などが、for Mac版ならではのポイントと言えるでしょう。