富士通クライアントコンピューティングは11月15日、2022年冬モデルPCを2機種発表した。13型ノートPCの「CHシリーズ」と、24型オールインワンデスクトップPCの「FHシリーズ」で、17日より順次発売となる。
12世代コアで1キロを切って持ち運びも便利に
CHシリーズ
CHは昨秋初めて発表された、「ホームモバイルノート」で、UHシリーズで培われた軽量化と信頼性、匠によるキーボードなど、富士通の技術を応用したマシンである。
22年モデルはCPUがインテルの12世代コアになり、CH90/G3がi7-1260P、CH75/G3がi5-1240Pで、ともに12コア16スレッドである。メインメモリーは16GBと8GB、SSDは512GBと256GBである。
初代の21年モデルでは、ダークシルバーにベージュゴールド、モカブラウン、カーキの4色だったが、22年モデルでは、クラウドブルーが加わり、ベージュゴールド、モカブラウンが継続となっている。
CH90/G3とCH75/G3ともにボディは3色が揃う。キーボード面はアルミ、天板と底面にはマグネシウム合金を採用し、昨年モデルの1110グラムから998グラムへと軽量化を果たしている。
また、AIが顔を立体的に認識し、肌質や顔色を補正し、自然なバーチャルメイクを施した映像を相手に映してくれる「Umore(ユーモア)」を搭載し、急な呼び出しにも顔出しで対応できる。
ディスプレーは従来のFHDから、16対10の1920×1200ドットへと縦が伸び、スクロールでWEBを見やすくなっている。Wi-Fiは6Eに対応し、すっきりしたかな無しキーボードなどは従来どおりだ。
インターフェースはThunderbolt4×2とUSB3.2Gen1のタイプA、HDMI、ヘッドセット端子。ボディサイズは298×210×17.5mmだ。
価格はオープンで、予想価格はCH90/G3が約25万円、CH75/G3が約21万円(ともに税込み)で12月中旬より提供開始。WEB MARTで販売されるカスタムメイドモデルではCPU、メモリ、SSD容量が選択可能となる。
おなじみTV内蔵一体型のテレパソ
FHシリーズ
FHシリーズは伝統のテレビチューナー内蔵の一体型PC(テレパソ)で、今回はマイナーチェンジでCPUも11世代のままだ。FH77/G3はi7-1165G7に16GBRAM、256GBSSD+1TBHDD、でTV内蔵でブラックのみ。BDXLのブルーレイドライブも内蔵する。
FH60/G3はi5-1135G7に8GBRAM、512GBSSD、TVは内蔵せずスーパーマルチドライブでホワイトのみとなる。
ディスプレーは23.8インチのフルHDで、4辺狭額縁。全機種、HDMIの入力端子があるので、ゲーム機やノートPCのセカンドディスプレーとしても利用できる。
FH77はダブルチューナーを搭載しているので、地上・BS・110°CSのデジタル放送を楽しむことができ、視聴中に裏番組の録画も可能。
パソコンの前に座るだけですぐに使える「瞬感起動(しゅんかんきどう)」や、上述の「Umore(ユーモア)」も搭載している。価格はFH77/G3が約27万円、FH60/G3は21万円で11月17日発売。