ベンチマークテストの結果をお届け
モバイル向け第12世代Core i7搭載! 仕事も軽めのゲームもサクサク快適な15.6型ノートPC「LIFEBOOK WA3/G2」
2022年09月23日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの直販サイト「富士通 WEB MART」にて販売している「LIFEBOOK WA3/G2」は、15.6型液晶を搭載したカスタムメイドのスタンダードノートだ。しかもこの液晶は全面をガラスで覆うことでベゼルと液晶面の段差をなくし、細いベゼルの存在感をいい意味で薄めて映像への没入感を高める「フルフラットファインパネル」となっている。通常価格は20万5480円だが、10月5日14時までは20%オフの16万4384円で販売。
スペックとしても、CPUにモバイル向けの「Core i7-1260P」を採用しており、高い性能が期待できる構成だ。また、富士通 WEB MARTではメモリーやストレージの容量と、光学式ドライブの種別変更といったカスタマイズができる。
前回の外観と使い勝手の紹介に続き、本記事では各種ベンチマークを走らせて、LIFEBOOK WA3/G2の実力をチェックしていこう。
ただし、先行機となるためベンチマーク結果などは製品版と異なる可能性があることと、見た目の色や形状などが多少異なる場合があることはご理解していただけると幸いだ。
さまざまな作業を高いレベルで快適にこなせるスペック
先行機のスペックは、CPUがCore i7-1260P、GPUはインテル Iris Xe グラフィックス、64GBメモリー、1TB SSDといった構成。そのほか光学式ドライブはBlu-ray Discドライブを採用している。
まずはパソコンの総合ベンチマークである「PCMark 10」にて、LIFEBOOK WA3/G2そのもののパワーを見ていこう。
総合スコアは5569とノートとしてはそれなりといった印象だ。だが、詳細における「Essentials」では10481と高スコアだ。これはアプリケーションの起動やブラウザーの描画処理速度を示すものなので、パソコンでよく行なう作業が快適であることがわかる。
次の「Productivity」というWordやExcelなどのオフィス系アプリケーションの処理能力を示すスコアも6949と、なかなかのハイレベルだ。さらに「Digital Content Creation」という写真と動画の編集能力、3D描画処理能力を示すスコアは6437で、ノートにしては結構高めだ。CPU統合グラフィックスでありながらも、映像処理系もそれなりにこなせるため、非常にうれしいところだ。
次にCPUのみのパワーをチェックする「CINEBENCH R23」を走らせる。シングルコアの結果は1654ptsで、マルチコアでは9240ptsというスコアになった。シングル・マルチともにCore i9-9880Hなどのモバイル用CPUよりも上、もしくはそれと同等の結果が出ている。
「CrystalDiskMark 8.0.4」にてストレージのアクセス速度をチェックしてみた。結果は下の画像のとおり、非常に高速であることがわかる。操作している際にも、起動においてはアプリケーションだけでなくパソコンそのものも高速であったし、ファイル操作も快適だった。
CPU統合グラフィックスながら、第12世代インテルCoreプロセッサーは3D系の画像処理の性能がアップしている。その実力をチェックすべく、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を起動してみた。
画質を「高品質(ノートPC)」、解像度を「1920×1080」、表示方法を「フルスクリーン」に設定していざテスト。この状態でのスコアは5237で、評価は「普通」となった。十分すぎるほどの結果だ。より高みを目指し、画質を「高品質(デスクトップPC)」に変更しても、スコアは4218で評価は「普通」と、これまた素晴らしい結果である。もう少し快適さを求めるなら少し設定をいじればいいだろう。
より重いゲーム系ベンチの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」も走らせる。設定項目としては、画質は「軽量品質」、解像度は「1280×720」、表示方法は「フルスクリーン」。これでスコアは4256で、評価は「普通」となった。解像度はともかく、設定次第で各種3Dゲームはそれなりに遊べそうだ。
より3Dグラフィックス能力を見ていくため、「3DMark」を走らせよう。DirectX12用のベンチマーク「Time Spy」のスコアは1853という結果だった。CPU統合グラフィクスということを考えると十分高めだ。
CPU統合グラフィクス用のベンチマーク「Night Raid」もチェックしていこう。こちらは17196という高レベルなスコアが出ており、ライトなゲームなら3D系でも十分いけるのではないかと思われる。
上記のベンチマークのスコアを見ていくと、LIFEBOOK WA3/G2は、ビジネス用途において十分快適にこなせることがわかるだろう。
3Dグラフィックスを必要とするゲームなどでも、ライトなものであれば十分遊べるはずだ。また、前回紹介したように光学式ドライブと美しい液晶により映画鑑賞なども楽しむことができる。リビングでみんなが使う家族用、初心者の入門用、さらにリモートワークなどではビジネス用と、どんなシーンでも高いレベルで活躍できるため、さまざまなことを楽しみたいという人には絶対オススメのモデルだ。
LIFEBOOK WA3/G2 主なスペック | |
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ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット、フルフラットファインパネル) |
CPU | インテル「Core i7-1260P」(12コア/16スレッド、最大4.7GHz) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリー | 4GB/8GB/16GB/32GB/64GB |
ストレージ | 約256GB/約512GB/約1TB PCIe SSD |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ/BDXL対応Blu-ray Discドライブ |
インターフェース | USB 3.2(Gen2)Type-C×1、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI入出力兼用端子×1、有線LAN端子(1000BASE-T)、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード対応)、3.5mmマイク/ヘッドフォン共用端子 |
通信規格 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth v5.1 |
内蔵カメラ | 約92万画素ウェブカメラ(プライバシーカメラシャッター付き) |
サイズ/重量 | 約360(W)×235.5(D)×25(H)mm/約1.9kg |
OS | Windows 11 Home |
「Windows 8.1」延長サポート終了について
2023年1月10日より、マイクロソフトのOS「Windows 8.1」の延長サポートが終了する。サポート期間が終了すると、同社が定期的に提供する「セキュリティー更新プログラム」をはじめ、最新の周辺機器やソフトウェア・サービスが利用できなくなる。インターネット・メールを安全に利用できない、新しく購入した周辺機器が使えないといったトラブルが発生する恐れがあるという。
現在、富士通クライアントコンピューティングが運営する「富士通 WEB MART」では、最新OS「Windows 11」搭載パソコンへの乗り換えをサポートするキャンペーンを実施中だ。最新OSのメリットや、同社のオススメ最新モデルおよび周辺機器の紹介など、パソコンの買い替えに悩んでいる方は要必見。
なお、Windows 8.1ユーザーは、キャンペーンページを閲覧するとおトクな特典がもらえるので、最新パソコンの買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてみてほしい。