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【実機速報】Apple Watch Series 8/SE、新機能はどんなユーザーにおすすめ?(山本敦)

2022年09月15日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Seires 8は新たに皮膚温センサーを搭載しました

手首皮膚温の変化を追跡

 Apple Watch Series 8が進化したポイントは大きく3つあります。ひとつは「皮膚温センサー」が新たに搭載されました。

 夜間、Apple Watchを身に着けると睡眠時に手首皮膚温が計測されます。センサーは睡眠中、5秒間隔で手首の皮膚温を計測。0.1度単位で変化を測定して、iPhoneのヘルスケアアプリにデータをグラフ化しま5日間連続で測定しないとグラフが生成されないため、十分なテスト期間が得られなかった今回時点では、まだ手首皮膚温の測定は試せていません。

 この機能は、全身の体温の「指標」を得るために設計されています。手首に着けているデバイスから全身の体温を正確に測定できるセンサーが存在しないことから、手首皮膚温の変遷を調べるところまでに止まっています。それでもiOS 16とwatchOS 9の月経周期記録と健康を見守る機能にも、皮膚温センサーが精度の高いデータを提供できることは大きな利点です。サードパーティのアプリ開発も加速するでしょう。ストレスの解析、運動や時差ボケ、病気などにより起こる体調の変化を観察する用途全般に皮膚温センサーが今後貢献しそうです。

夜間に5日間、Apple Watchを身に着けて眠ると皮膚温の変化が計測されます

 なお、手首皮膚温をオンデマンドで計測するアプリはありません。つまり新しいApple Watch Series 8は一般的な体温計のような使い方ができるデバイスではないことは覚えておくべきです。

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