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iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第41回

アップルに取材してわかった「iPhone 14/14 Pro」疑問の答え(本田雅一)

2022年09月13日 12時00分更新

文● 本田雅一 編集●飯島恵里子/ASCII

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徹底したカメラ周りの強化

 4800万画素、これまでの4倍の画素数のセンサーを採用したメインカメラ(iPhone 14 Proシリーズから名称が広角カメラから変更になった)も大きな話題。

 4つの画素を加算することで高品位な1200万画素写真を得られるが、4倍の画素を備えるため画角を半分にしても、実際の1200万画素とリンクさせることができる。メインカメラと名付けられているのは、おそらくそれが理由だ。

 メインカメラは全画素有効な画角では35ミリフィルム換算で24mm相当だが、今回は同時に48mm相当という標準レンズに近い画角もアプリ上で使いやすくなっている(2xモード)。2倍に拡大しても1200万の画素が全て生きてくるからだ。

 また4800万画素の新しいカラーフィルタ配列に対応したProRAWフォーマットも定義され、RAWで記録しておいた上で対応現像ソフトで任意の解像度で書き出すこともできる。もちろん、4800万画素の高精細画像も描き出せるし、画素加算で低ノイズの映像にすることもできる。

 実際の画質は実機で試すべきだろうが、サンプル画像を見る限り、暗所でもディテールが深く、また色ノリも良いなど明らかに質は高まっている。

 シネマティックモードが4K解像度に対応し、映画的表現に近づける毎秒24フレームの撮影機能も新しい要素だが、配光パターンや被写体距離を意識したLEDフラッシュの制御も実機での注目点と言える。

 なおセンサーサイズの拡大と共にレンズも大きくなり、ベゼルサイズは大きくなり、またレンズの出っ張りも大きくなっているが、その改善度の大きさに比べれば些細なことではないだろうか。

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