iPhone 14徹底大特集　Plus復活にカメラ超強化のProも大注目！ 第26回

変化は少なかったが、iPhone 14 Proのカメラの画素数や機能にはしっかり物欲を刺激された

ノッチに代わる「Dynamic Island」
そして48MPの高画質カメラが推せる「iPhone 14 Pro」

　毎年恒例、iPhoneのモデルチェンジ、今年はiPhone 14 Pro/14 Pro MaxとiPhone 14/14 Plusが登場しました。巨大化の一途をたどるスマホはiPhoneも同様。ついにあんなに大好きだったminiがなくなってしまいました。その代わり、デカいPlusがラインナップに加わりました。

　iPhone 14/14 Plusはプロセッサーもほぼ変わってないので個人的にはスルーでした。本命のiPhone 14 Pro/14 Pro Maxは外観はほぼそのままでしたが、インパクト大なのがインカメラ周りがノッチから「Dynamic Island」と呼ばれる楕円形のパンチホールに変更されたこと。

新機能「Dynamic Island」

　さらにディスプレー側に侵食してきて、これってどうなの？ と思っていたら、しっかり考えられていて、前面カメラやセンサーのためにただ黒く潰された邪魔な領域ではなく、通知やスマホのステータスを表示したり、タッチ操作と連動したりと、あるべきものをUIの中に落とし込むという発想。見る限りとても良くできていて、ものすごい開発費かかってそうです。

　ただ、率直に言うと、コンテンツを全画面表示したときに黒く塗りつぶされた部分はやっぱり気になるよね～という気持ちがあるのも事実です。

　それよりも今回の推しは、なんといってもカメラでしょう。3つのカメラのうちメインとなる広角カメラは、クアッドピクセルセンサーを搭載した4800万画素。センサーサイズ約1/1.3と大型化したうえで、ProRAWで4800万画素解像度で撮影できるだけでなく、暗所では4つの画素を1つにして多くの光を取り込むこと明るく撮れるなんて。

君国氏の推しはカメラ

　しかも、高画素を活かしてセンサー中央にある1200万画素の部分のみを使って2倍の望遠撮影できたり、センサーシフト式の手ぶれ補正にも強烈に作用するとか、スマホのカメラの進化を体現していて、カメラ機能だけでも使いたくなっている自分がいます。超広角カメラや望遠カメラ、インカメラも明るくなったりと、トータルで進化している印象ですね。

　それよりも、いまだにLightning端子を続けるのはどうしてなんでしょう？ iPad含めてすべて身の回りがUSB Type-Cになりつつあるのに、iPhoneのためだけにLightningが残るのが辛い。しかも、大量の写真や4K動画をPCに移すにしてもこれ、転送スピード変わってない………ですよね？ みんなクラウドで同期やPCと接続なんてしてなくて、自分だけが取り残されてるんじゃないかとだんだん不安になってきました。

　ガジェット好きとしてiOS端末は1つは絶対持っていたいので、昨年買ったiPhone 13 Proを所有していますが、はたして今回更新すべきか1年ステイするか………。特に困ってないから買わなくていいやという気持ちこそが自分に負ける気がして嫌なので、たぶん買うと思います。

　あぁ、折りたたみのGalaxy Z Fold4がものすごく気になったり、Xperia PRO-Iの後継モデルがもしかしたら出てくるんじゃ？ とか思いつつ、最近のスマホの価格高騰っぷりにオサイフが悲鳴を上げています。

筆者紹介───君国泰将

ソニー（とガンダム）をこよなく愛し、ソニーに生きる男・君国泰将氏