アップルは、直営店舗のApple Storeとオンラインから提供する「Today at Apple」のイベントとして、リコチャレ(理工チャレンジ)とコラボした実践的なコーディング(プログラミング)が学べる無料のセッションを、8月23日から30日までオンラインで開催します。
期間中の8月27日には、家計簿アプリ「Zaim(ザイム)」を開発したデベロッパの閑歳孝子氏によるバーチャルスタジオも開かれます。それぞれどんな内容になるのか、特別にストアで開催されたプレビューイベントを取材しました。
子どもからオトナまで楽しめる「コーディング入門」セッション
「リコチャレ」とは内閣府男女共同参画局が中心になって進める、理工系分野への進学を希望し、科学技術分野での活躍を目指す女性の学生を応援するプロジェクトです。リコチャレでは理工系分野が充実する大学や企業の紹介、団体が実施するイベント情報の提供、 理工系分野で活躍するプロフェッショナルの紹介などをしています。
アップルは今回、リコチャレを応援する企画を初めてToday at Appleのプログラムとして実施します。リコチャレは女性の活躍を応援するプロジェクトですが、Today at Appleのセッションには学生でなくとも、性別や年齢を問わず誰でも参加できます。各セッションの参加募集はToday at Appleのウェブサイトで始まっています。
8月23日から30日は「Appleとコーディングを楽しむ夏」と題した特別なイベント期間になります。すべてのセッションはオンラインで実施されます。
ソフトウェアの開発に欠かせないプログラミング(=コーディング)の技術を学ぶセッションは、アップル独自のプログラミング言語である「Swift」の開発環境であるSwift Playgroundsアプリを、iPadを使って遊びながら学ぶという楽しい内容です。セッションの所要時間は約1時間。
筆者もプレビューイベントでSwift Playgroundsによるコーディングを体験しました。iPadの画面タップ操作によりコードを組んで、メインキャラクターのHopper(ホッパー)さんを動かしたり、ジェム(宝石)を集めながらゲーム感覚でコーディングのイロハに触れられます。
リコチャレのイベント期間中は、コーディングをテーマにした3種類のセッションがオンラインで開催されます。タイトルを「子ども向け」としてうたっていますが、大人ものめりこみながら楽しめる内容です。特に8月27日・30日に開催される「オンラインセッション - 子ども向け:ライト、カメラ、コード」は、コーディングのワザを駆使してカメラのデジタルフィルターをつくるという興味深い内容になるそうです。
リコチャレの開催期間外にも、Apple Storeの店舗ではSwift Playgroundsによるコーディングスキルが学べるセッションも実施しています。デバイスを持たずに足を運んでも、店舗でiPadやApple Pencilを貸し出してくれるので、ふらりと立ち寄ってみるのも良いでしょう。