創造性を引き出しコミュニケーションを深めるプログラム
後半はKeynoteを使ったプレゼンテーション。自分の名前を記入し、その周りに自分を表す言葉や好きな言葉を書いたり、写真や絵文字などを配置し、自己紹介スライドを作るというものであった。
アップルとサンカクシャが共同で組み立てるCreative Studiosのプログラムは、参加者同士のコミュニケーションを取りつつ、人に何かを伝えるスキルを高めるための工夫が随所にちりばめられ、さらにクリエイティブな創造性を育むことができるという、盛りだくさんの仕掛けになっていた。メンターや講師たちが参加者たちを夢中にさせる吸引力に魅了され、取材している我々記者もクリエイティブテクニックはもちろん、コミュ力についても実に学びが多いプログラムであった。
最後にKENJI氏が「みんなのスキルが上がってる」、KOOMI KIM氏は「みんな、自信がついてきた!」と総評し、充実感とともにプログラムはお開きとなった。
なお、7月9日(土)13時30分〜15時には、Creative Studiosのスタジオセッションがオンラインでも開催され、既存のCreative Studiosのメンバー以外でも参加できる、またとない機会だ。注目の新世代バンドCVLTEのヴォーカル aviel kaei氏が講師となり、「一緒に気持ちを言葉で表現しよう」という内容が予定されている。アップルの公式サイト「Today at Apple」から参加の申し込みができるので、ぜひチェックしてほしい。
過去のCreative Studiosでは、プログラムを修了した参加者の曲がApple Musicで、別の参加者が制作した短編ショートムービーがApple TVを通じて世界に配信されるといった実績もある。アップルは、Creative Studiosを来年も世界各国で実施する計画だという。若いクリエイターたちの才能の開花が、今後も楽しみだ。