光学式ドライブを搭載するオールインワンノートPCをレビュー!
仕事用や初めての1台にオススメ! リーズナブルな富士通の15.6型ノートPC「LIFEBOOK WAB/F」の魅力をチェック (1/3)
2022年06月24日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK WAB/F」は、15.6型液晶ディスプレーを搭載したスタンダードノートパソコンだ。最近の製品としては珍しく光学式ドライブを搭載しており、単体でDVDやCDなどを鑑賞することができる。
税込で4万円台(本稿執筆時)からというリーズナブルな価格も大きな魅力だ。今回その実機を試すことができたので、ここでは製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを紹介していこう。
リーズナブルなオールインワン型のノートパソコン
富士通のノートパソコンは、モバイル向けから据え置きタイプまで幅広いラインアップが展開されている。そのうち、15.6型液晶ディスプレーやフルサイズのテンキー付きキーボード、光学式ドライブなどを搭載したオールインワン型のノートパソコンが「AHシリーズ」だ。
AHシリーズのひとつであるLIFEBOOK WAB/Fは、外出先に持ち運んで使うというよりは、自宅のリビングなどで家族と共用するのに向いた機種。本体サイズは361(W)×244(D)×27(H)mm、質量は約2kgで、屋内で場所を変えて使いたいときも比較的気軽に持ち運べる。
今回試したLIFEBOOK WAB/Fはそのエントリークラスのウェブ直販モデルで、7万4800円~(本稿執筆時はキャンペーン価格で4万9800円~)という手頃な価格で購入可能だ。
本体カラーは「ブライトブラック」と呼ばれる光沢感のある黒。とくに天板は梨地塗装の上にクリアコーティングしたような凝った処理が施されており、つややかで美しい仕上がりになっている。一方、本体底面はシボ加工が施されており、手に持ったときに滑りにくいのが特徴。キーボード周りやパームレストはサラッとしたマットな質感で、指紋や汚れが目立ちにくくなっている。
インターフェースはかなり充実しており、本体左側面に有線LAN、HDMI出力、USB 3.2(Gen1)Type-A端子×2、USB 3.2(Gen2)Type-C端子が、本体右側面にUSB 2.0 Type-A、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード対応)、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、光学式ドライブ、セキュリティースロットが搭載されている。
このうち光学式ドライブはDVD±R DL書き込みに対応した「DVDスーパーマルチドライブ」で、DVDビデオタイトルや音楽CDを試聴したり、市販の光メディアにデータを書き込んだりすることが可能。ストリーミングやクラウドストレージの普及で物理メディアを使用することは減ってきているが、手持ちのDVD・CD資産を単体で楽しめるのはありがたい。
このほか、ディスプレー上部には有効画素数約92万画素のウェブカメラを内蔵。通信機能は有線LANのほかに、最大1.2Gbpsでの通信に対応したWi-Fi 6や、Bluetooth 5.1が搭載されている。