一般的なモバイルノートに劣らぬ、高い性能を発揮！
第12世代Core搭載、趣味や仕事も快適にこなせる性能が魅力の13.3型タブレットPC「FMV LOOX WL1/G」
2022年06月17日 09時00分更新
「FMV LOOX WL1/G」
富士通クライアントコンピューティングの「FMV LOOX WL1/G」は、同社が運営する直販サイト「富士通WEB MART
」で販売される13.3型のタブレットパソコンだ。タブレットだけでなく、キーボードを装着すればノートパソコンとして使える2in1モデルとなっている。
FMV LOOX WL1/Gは富士通のパソコン販売開始40周年を記念したモデルで、同サイズのタブレットパソコンとして世界最軽量クラスの約599gを実現しているのも特徴。加えてCPUに第12世代インテルCoreプロセッサーを採用しており、スペックの高さも見逃せない。
6月29日14時までの間、富士通WEB MARTでは20％オフで販売している。通常モデルの通常価格は18万180円だが、期間中は14万4144円となる。
キーボードとスタンドを装着したノートスタイル
前々回は外観、前回は使用感を取り上げたが、今回はその実力をベンチマークにて計測する。ただし、機材は先行機となるため、ベンチマークの結果は製品版とは異なる可能性があることはご了承いただきたい。
一般的なモバイルノートに劣らぬ高スコア連発
試用したモデルのスペックをおさらいしておこう。CPUが「Core i7-1250U」（10コア／12スレッド）、メモリーが16GB、ストレージが約512GB SSD（PCIe）という構成となっている。そのほか、OSがWindows 11 Homeとなる。試用モデルと同じ構成の場合、通常価格は24万7380円だが、6月29日14時までは20％オフの19万7904円で販売。
パソコン全体の処理能力を計測する「PCMark 10」では、総合スコアが4793となった。スコアの詳細においても、アプリケーション起動速度やブラウザー描画速度を表す「Essentials」では10044と非常に高スコア。WordやExcelといったオフィス系アプリケーションの処理能力を表す「Productivity」においても7028と同様だ。そして3Dグラフィックスや写真編集などの処理能力を示す「Digital Content Creation」でも、4793とCPU統合グラフィックスであることを考えれば十分なスコアとなっている。
「PCMark 10」の結果
CPU単独における処理速度を計測する「CINEBENCH R23」では、コア単独が1338pts、CPU全体が4048ptsというスコアが出ている。低電圧タイプながら、モバイルノートに使用されるプロセッサーとしては高ランクに相当する結果だ。
「CINEBENCH R23」の結果
ストレージへのアクセス速度は「CrystalDiskMark 8.0.2」でチェック。結果は下の画像のとおりで、非常に高速なスコアであった。実際のところ、アプリケーションの起動やファイル操作は非常に快適だった。
「CrystalDiskMark 8.0.2」の結果
これだけのCPUであれば、ライトな3Dゲームも動くことを確認しておきたい。まずは「ファイナルファンタジーXIV： 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で見ていこう。設定は画質が「標準品質（ノートPC）」、解像度が「1280×720」、表示方法は「フルスクリーンモード」。この時のスコアは5977で評価が「普通」になった。外出先でも気軽にそこそこの3Dゲームが楽しめそうなことがわかるはずだ。
「ファイナルファンタジーXIV： 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコア
もうちょっとヘビーな3Dオフラインゲームベンチである、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」での結果も見ていこう。画質を「軽量品質」、解像度を「1280×720」、表示を「フルスクリーン」という最軽量な設定だが、スコアは2079で評価が「重い」であった。CPU統合グラフィックスなのでしかたのないところであろう。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」のスコア
最後に、3Dグラフィックス処理能力のみをチェックする「3DMark」も走らせる。その中の「Time Spy」のスコアは992。さすがにグラフィックスがCPU統合型なので低めだ。
「Time Spy」のスコア
しかしCPU統合グラフィックス向けの「Night Raid」では、9040とかなりの高スコアを残している。やはりライトなタイプであれば3Dゲームも楽しめそうだ。
「Night Raid」のスコア
以上のベンチマークにより、FMV LOOX WL1/Gは、一般的なモバイルノートに求められるビジネス的用途であれば十分快適にこなせることがおわかりいただけたと思う。軽量さからオフィスと家庭との間を持ち運ぶのもラクなうえ、タブレットスタイルにすれば、いつでもどこでもさまざまなコンテンツが手軽に楽しめる。
FMV LOOX WL1/Gは、ビジネルだけでなく映像や電子書籍などのホビー用途も楽しみたいという人にイチオシのモデルだ。
| FMV LOOX WL1/G 主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 13.3型（1920×1080ドット、有機EL、静電容量方式タッチパネル） |
| CPU | インテル「Core i7-1250U」／インテル「Core i5-1230U」（10コア/12スレッド） |
| グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
| メモリー | 8GB／16GB |
| ストレージ | 128GB／256GB／512GB／1TB SSD（PCIe） |
| インターフェース | Thunderbolt 4（Type-C）、USB 3.2 Type-C |
| 通信規格 | Wi-Fi 6（IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax）＋Bluetooth 5 |
| ウェブカメラ | フロント：約207万画素（Windows Hello対応） リア：約1258万画素（オートフォーカス対応） |
| バッテリー駆動時間 | 約12時間 |
| バッテリー充電時間 | 約2.3時間 |
| 本体サイズ | 約307（W）×190（D）×7.2（H）mm |
| 重量 | 本体のみ：約599g、スタンド装着時：約742g |
| OS | Windows 11 Home／Windows 11 Pro |
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