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AniMe Matrixでどこでも個性をアピールだ!

どこでも楽しくゲームができるパワフル14型ノートPCの決定版 「ROG Zephyrus G14 GA402」

2022年06月16日 11時00分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN

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 ASUS JAPANは天板にミニLEDドットディスプレーを搭載した14型ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14 GA402」の販売を開始した。

 「AniMe Matrix」と名付けられている天板のドットディスプレーは、1449個のミニLEDで構成。自由にカスタマイズしたグラフィックなどを表示できる。現行のノートPCのなかでもひときわ「映える」マシンなのだ。

 また、AMDの最新Ryzen 6000シリーズとRadeon RX 6000シリーズが組み合わされており、ゲーミングノートPCとしての基本性能も申しぶんなし。今回は本製品の実機を借用したので、独自機能を中心にじっくりとレビューしていこう。

ASUS JAPAN「ROG Zephyrus G14 GA402」22万9800円~

天板の向こう側に個性をアピールできる
「AniMe Matrix」が楽しい!

 本製品最大の特徴は天面に搭載されている「AniMe Matrix」ディスプレー。これは1449個のミニLEDで構成されたドットディスプレーである。ユーザーが自由にカスタマイズし、画像やアニメ、テキスト、時計、オーディオメーター、システム情報などを表示可能だ。ミニLEDの数が従来よりも増量されたことで、さらに精細なグラフィックを表現可能となった。

1449個のミニLEDは右上から中央を越えるスペースに内蔵。そして天板自体には、1万4969個のCNC切削加工された穴が開いている。明るい部屋でもくっきりと表示できるぞ

 設定方法は非常にイージー。ユーティリティー「Armoury Crate」のタブから、「AniMe Matrix」を選べば設定画面が開く。ここの右下に「ROGテーマ」というテンプレートが用意されているので、サムネイルを中央のプレビュー画面にドラッグ&ドロップして、最後に右上の「効果の適用」をクリックすれば、即反映される。直感的なインターフェースなので、悩むことはない。

これは「アニメーションモード」。右上のボタンから、バッテリーレベル、メールの通知、時計、日付けを表示できる「システムモード」、再生している音楽に合わせてビジュアライザーを表示する「オーディオモード」を選択できる

 アニメや画像を自分で作るのはハードルが高いと考えている方もご心配なく。「コンテンツライブラリ」から「AniMe Matirx」と進むと、無料でダウンロードできるアニメが多数用意されている。まずはここからカスタマイズを楽しもう。

楽しいテンプレートがたくさん用意。記事執筆時点で45点のアニメが用意されていた

 完全オリジナルでカスタマイズしたいのなら、プレビュー画面の左上の「画像」アイコンから任意の画像を、画面右下の「テキスト効果」から任意の文字列を設定できる。

 「テキスト効果」では文字列、フォント、サイズ、スピードなどを細かく指定可能。コーヒーショップでもファーストフードでも、席で取り出せば圧倒的に目立てるマシンであることは間違いない。

任意の画像や文字を表示可能。フォントに凝れば、単純な文字列でも手軽に、派手にアピールできる。「対戦者募集」的なメッセージを表示させても楽しそうだ

パワフル14型ノートPCのヒミツ
基本スペックも満点

 「ROG Zephyrus G14 GA402」には下記の8モデルがラインナップされている。CPUは「Ryzen 9 6900HS」と「Ryzen 7 6800HS」、ディスクリートGPUは「Radeon RX 6800S」と「Radeon RX 6700S」が用意。それに32GB/16GBのメモリー(DDR5-4800)、1TB/512GBのストレージ(PCIe Gen4 x4接続SSD)、エクリプスグレーとムーンライトホワイトのカラー、そしてAniMe Matrixディスプレーの有無が組み合わされている。

 個人的にはAniMe Matrixディスプレーの楽しさをぜひ味わってほしいところだ。しかし非搭載モデルは0.07kg軽い、約1.65kgボディーとなる。さらに、価格も23万円切りなのである。モバイル性とコスパを重視するならAniMe Matrix非搭載モデルも魅力的な選択肢だ。

 インターフェースは、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力、本機への最大100W給電対応)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力対応)×1、HDMI 2.0b×1、microSDメモリーカードスロット(UHS-II)×1、オーディオコンボジャック×1を装備。ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートする。

 新旧インターフェースが揃っており、さまざまな用途に対応できる拡張性を備えている。

右側面にはmicroSDメモリーカードスロット(UHS-II)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力)×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2を用意

左側面には電源端子×1、HDMI 2.0b×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力、本機への最大100W給電対応)×1、オーディオコンボジャック×1を装備

 ディスプレーは14型WQXGAカラー液晶(2560×1600ドット、120Hz、ノングレア、DCI-P3カバー率100%、PANTONE認証、Dolby Vision対応)を搭載。高解像度、ハイリフレッシュレート、広色域、正確な発色を兼ね備えたディスプレーである。ゲームだけでなくクリエイティブワークにも活用できるわけだ。

PANTONE認証を取得しているだけに発色は正確

これはリフレッシュレート設定画面。リフレッシュレートは最大120Hzで、ハイフレームレート対応のゲームで滑らかなグラフィックを実現する

実測したDCI-P3カバー率は98.6%。動画のカラーグレーディングにも利用できる広い色域だ

AMDの最新CPUとdGPU搭載
Ryzen 6000とRadeon 6000の威力

 「ROG Zephyrus G14 GA402」は、CPUに「Ryzen 9 6900HS」と「Ryzen 7 6800HS」、ディスクリートGPUに「Radeon RX 6800S」と「Radeon RX 6700S」が採用されている。「Ryzen 9 6900HS」と「Ryzen 7 6800HS」はどちらも8コア16スレッドのプロセッサーで、基本クロック周波数と最大ブーストクロック周波数が違う。

クロック周波数は「Ryzen 9 6900HS」が3.3~4.9GHz、「Ryzen 7 6800HS」が3.2~4.7GHz

 「Radeon RX 6800S」と「Radeon RX 6700S」は同じ世代のディスクリートGPUで、演算ユニットの数、ゲーム周波数(Game Frequency)、ストリーミングプロセッサーの数、GPU電力、メモリー速度、最大メモリー帯域幅などが異なる。

「Radeon RX 6800S」は演算ユニットが32、ゲーム周波数(Game Frequency)が1975MHz、ストリーミングプロセッサーが2048、GPU電力が最大100W、メモリー速度(実質)が16Gbps、最大メモリー帯域幅が256GB/s。「Radeon RX 6700S」は演算ユニットが28、ゲーム周波数(Game Frequency)が1890MHz、ストリーミングプロセッサーが1792、GPU電力が最大80W、メモリー速度(実質)が14Gbps、最大メモリー帯域幅が224GB/s

 CPU、ディスクリートGPUの基本性能はそれぞれで違いがあるものの、どの組み合わせでも利用できるのが、「AMD Smart Shiftテクノロジー」と「AMD Smart Access Memoryテクノロジー」だ。

 「AMD Smart Shiftテクノロジー」はAMD製CPUとGPUの組み合わせで利用できる技術で、CPUとGPUが相互に通信することで、負荷に応じてCPUとGPU間で電力が動的にシフトされる。それにより処理性能を大幅に向上できるのだ。

「AMD Smart Shiftテクノロジー」を利用することで、パフォーマンスが最大14%向上すると謳われている

 「AMD Smart Access Memoryテクノロジー」は、CPUから直接GPUのビデオメモリーにアクセスすることで高速化を実現する技術。VRAMに100%アクセスできるようになるので、はるかに多くの帯域幅を利用し、パフォーマンスを向上させられるのだ。

CPUがVRAMにフルアクセスすることにより、ゲーミングパフォーマンスを向上させる

 さて仕組みがわかったところで、実際のパフォーマンスをベンチマークで検証してみよう。今回はRyzen 9 6900HS/Radeon RX 6800S/RAM32GB/SSD1TBの最上位モデル「GA402RK-R96RX6800SGL」でベンチマークを実施した。

 まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」は13184pts、「CINEBENCH R20」は5224pts、「CINEBENCH R15」は2212cbとなった。Ryzen 9 5900HS/RTX 3080を搭載する「ROG Zephyrus G15」が13332pts、5023pts、2225cbだったので、ROG Zephyrus G14は約99%、約104%、約99%のパフォーマンスを発揮したことになる。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は13184pts、CPU(Single Core)は1550pts、「CINEBENCH R20」のCPUは5224pts、CPU(Single Core)は605pts、「CINEBENCH R15」のOpenGLは200.48fps、CPUは2212cb、CPU(Single Core)は250cb

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは9194、Fire Strikeは23446、Port Royalは4319となった。ROG Zephyrus G15が10442、22353、6498だったので、ROG Zephyrus G14はRTX 3080の約88%、約105%、約66%のパフォーマンスを発揮したことになる。

「3DMark」のTime Spyは9194、Fire Strikeは23446、Port Royalは4319

 ストレージ速度は、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)で3621.65MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)で3494.09MB/sとなった。今回の試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「Micron 2450 MTFDKBA1 T0TFK」が搭載されていた。実用上十分なパフォーマンスを備えている。

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3621.65MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3494.09MB/s

気になる基本機能をチェック!
現代のノートPCの画面比率はもはや16:10が標準なのだ

 ノートPCとしての基本機能を最後に確認しておこう。まず入力デバイスだが、86キー日本語キーボード(RGBイルミネート)が採用されている。キーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.5mm前後。キーの押圧力は実測0.49Nと適度で、キーボード面の剛性は非常に高い。

 もちろん、ゲーミングノートPCということで「Nキーロールオーバー」にも対応している。ゲームだけでなく、大量のテキスト入力も快適にこなせるキーボードである。

キーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.5mm前後

キーの押圧力は実測0.49N前後

 タッチパッドは実測130×77mmと大型で、全体が沈み込むダイビングボード構造を採用。ストロークは浅く設定されており、クリック時に指がずれるようなことはない。

 また、タッチパッドのどこをクリックしてもフィーリングが一定だ。一般的な用途であれば、マウスと必要とすることはないはずだ。

タッチパッドは実測130×77mm。ストロークが浅めで小気味いいクリック感が与えられている

 ウェブカメラは92万画素赤外線(IR)カメラで、Windows Hello対応の顔認証を利用できる。ロック解除時にパスワード入力は不要だ。

 ウェブカメラの画質も申しぶんなし。室内灯下でも明るく、自然な発色で撮影できる。このあたりの画像エンジンのチューニングは、ASUSがスマートフォンの開発で培った技術が生かされている。

ウェブカメラはWindows Hello対応の92万画素赤外線(IR)カメラ

室内灯下でも明るく、自然な発色で撮影できる

 本製品には16:10比率の14型ディスプレーが採用されている。たとえば、16:9比率の13型ディスプレーと比較すると、まず一般的な用途では前後の見通しがいいのが美点。ウェブページ閲覧やドキュメント作成が快適だ。

 また、ゲームプレイ時においては13型よりも14型のほうが迫力があるし、視認性も高い。もちろん目の疲れも少ない。16:10比率の14型ディスプレーの汎用性が高いことを、今回改めて実感した。

16:9より縦に長い16:10のディスプレーを採用。ウェブページ閲覧やドキュメント作成時に前後の見通しがいい

14型ディスプレーは13型と比較すると広さを実感。ゲームでの索敵も捗るはずだ

ゲーマーはもちろんのこと
人とは違うモバイルノートPCが欲しい人にもオススメ

 ゲーミングノートPCにはさまざまなサイズがあるが、312×227×19.5~22.61mm/約1.72kg(AniMe Matrix未搭載は幅312mm×奥行き227mm×高さ18.5~21.74mm/約1.65kg)の「ROG Zephyrus G14  GA402」の携帯性は抜群だ。高負荷なPCゲームをどこででもモバイルでプレイできるという利便性は、一度味わったら手放せない魅力がある。

 また、本シリーズ独自のAniMe Matrixは文句なしに面白い装備。天面をカスタマイズして自分仕様のマシンに仕立てられるという楽しみがある。eスポーツ会場やLANパーティーなどで、どんなメッセージを表示するか考えただけでもワクワクしてくる。

 そして、ハイパフォーマンスなCPUとGPUを搭載しているので、ゲームだけでなく、高負荷なクリエイティブアプリも快適に利用できる。「ROG Zephyrus G14  GA402」は、ゲーマーはもちろんのこと、人とは一味違うモバイルノートPCが欲しい人にもオススメの一台なのである。

 

(提供:ASUS JAPAN)

 

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