第93回 SORACOM公式ブログ

ソラコム公式ブログ

簡単に温湿度の管理、荷物の追跡を実現!IoTデバイス体験ワークショップ開催

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「簡単に温湿度の管理、荷物の追跡を実現!IoTデバイス体験ワークショップ開催」を再編集したものです。

技術の進化によりクラウドサービスが手軽に利用でき、デバイスも小さく高性能なものが安価に入手できるようになってきていますが、IoTプラットフォーム「SORACOM」では、最短1日から利用できるIoT向けのデータ通信サービスや、IoTデータの蓄積・可視化アプリケーションに加えて、すぐに使い始められるプロトタイピングデバイスを提供し、IoTのスモールスタートを支援しています。

来る6月15日(水)に開催する「IoTデバイス実践ワークショップ」は、位置情報、温湿度、加速度が1台で計測できる「GPS マルチユニット SORACOM Edition」を使い、IoTの主要なユースケース「温湿度のセンシングと可視化」を通じて、IoTの全体像の理解と、デバイス・通信・クラウドの使い方を学習いただける機会です。30人限定で、貸し出し機をその場で触ってご体験いただけますので、ぜひお早めにお申し込みください。

GPSマルチユニット SORACOM Editionとは?

GPSマルチユニット SORACOM Editionは、京セラ社のGPSマルチユニットをベースに、SORACOMのIoT向けサービスや機能向け設定が行われているソラコム独自モデルです。以下の特徴があります。

  • 1台に位置情報(GPS)、温度、湿度、加速度センサーと充電式のバッテリーを内蔵
  • 消費電力が少なく、省電力なセルラーLPWANであるLTE-M通信を搭載
  • 充電式バッテリー内蔵
  • ブラウザから簡単な設定をするだけで、SORACOMのプラットフォームと連携し、すぐにデータ取得から可視化を開始できる

本デバイスは、IoTストアで取り扱い開始以来、試用から本番までさまざまなシーンでご利用いただき、数多くの導入事例があります。下記で一部を簡単にご紹介します。

生鮮食品輸送時に温度や湿度、位置情報を見える化し品質を担保 – クックパッド株式会社

クックパッド株式会社が提供する、生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」は、生産者や商店と消費者がダイレクトにつながることで、新鮮で魅力的な食材をアプリから安価かつスピーディーに購入できるサービスです。生産者と消費者をダイレクトにつなぐ際、生鮮物流における課題として、生鮮食品の温度管理がありました。

肉や魚などは、温度が上がると腐敗の危険があります。従来は大きな冷蔵庫や冷蔵トラックで流通してきましたが、コストも人手も必要です。物流業者として誰でも参画可能にしたく、専用の保冷バッグに食品を入れるだけで、位置や温度を遠隔で管理でき、温度上昇時には通知を受け取れる仕組みをつくりました。これらはSORACOMのサービスで、クラウド上のシステムにスムーズに連携しています。

クックパッドマートについては、当社のIoT事例サイトでも詳細を公開しています。

見守りサービスで温度・湿度をセンシング – セコム株式会社

セコム株式会社では、離れた家族をスマホからゆるやかに見守るサービスにGPSマルチユニットの温度・湿度センサーを利用。高齢者をターゲットに熱中症のリスクを検知することに役立てています。

輸送トラックの位置情報を取得 – AGC株式会社

AGC株式会社は、多くのトラックを使用して製品輸送を行っていますが、2024年にはトラックドライバーの残業時間規制が強化される等の影響があり、ドライバー不足の発生が懸念されています。これに先駆けて、より高密度輸送を実現を目指していますが、時間にまで踏み込んだ効率化を行っていくために、輸送トラックの位置情報をGPSマルチユニットを使って取得。稼働分析により、待機が発生しているポイント等が把握でき、輸送力と問題点を把握し、輸送密度の向上につなげています。

ゴルフカートの運行状況をリアルタイムに可視化 – 株式会社ZTV

株式会社ZTVは、GPSマルチユニットからのデータを、動態管理システム ugomeki(SPS認定済パートナー 株式会社ゴーガ が提供)と連携させ、ゴルフ場内でゴルフカートの運行状況をリアルタイムに表示・可視化することに利用しています。

大規模スポーツ施設の臨時シャトルバスの運行情報を可視化 – 沖縄セルラー電話株式会社 / KDDI DIGITAL GATE

沖縄セルラー電話株式会社 / KDDI DIGITAL GATEは、大規模スポーツ施設でのイベント開催時に、GPSマルチユニットを使い、臨時シャトルバスの運行情報を提供しています。

最後に

GPSマルチユニット SORACOM Editionはプログラミングの知識は一切不要で、ブラウザから簡単な設定をするだけで、SORACOMのプラットフォームと連携し、すぐにデータ取得から可視化を始めることができます。

6月15日(水)は、10時、14時開催と同じ内容で全2回のワークショップです。ご都合の良い時間帯で、どちらか一方をお選びください。事前登録で、参加費は無料ですので、この機会をぜひ皆様のIoTやDXのプロジェクトにお役立てください。詳細やお申し込みは、こちらのウェブサイトからご覧いただけます。

*​​GPSマルチユニットSORACOM Edition(バッテリー内蔵タイプ)スターターキット:商品詳細はこちら

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