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FIXER cloud.config Tech Blog

「Azure Static Web Apps」の連携先GitHubリポジトリを変更する方法

2022年03月31日 10時00分更新

文● 松枝 宏樹/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「Static Web Appsの連携先GitHubリポジトリを変更する方法 #Azureリレー」を再編集したものです。

 Static Web Apps(静的 Web アプリ)って便利ですよね!

 単品のリソース構築で、CDN、Webサーバー、APIサーバー、カスタムドメイン with HTTPS、アプリの自動デプロイが一気に実現できるので、これからどんどん活用したいです。

 ただ私はまだ慣れていないので、アプリを検証用のGitHubリポジトリで用意してインフラを作り、後から参照するGitHubリポジトリを差し替えたくなりました。

 その手順が簡単に分からなかったので、本記事で整理したいと思います。

概要

 az staticwebapp disconnectしてからaz staticwebapp updateしましょう。

手順

 Azure CLIで対応できました。

 まずはいつも通り、Azure CLIでAzureにログインします。


az login -t <テナントID>
az account set -s <サブスクリプションID>

 続いて、az staticwebapp disconnectを使用してStatic Web AppsをGitHubリポジトリから切断します。


az staticwebapp disconnect --name 

 この状態でAzureポータルからStatic Web Appsの概要画面を眺めると、確かにGitHubリポジトリとの関連が無くなっていることが分かります。

 最後にaz staticwebapp updateを実行して、目的のGitHubリポジトリと接続してあげましょう。

 GitHubのPersonal Access Tokenが必要です。

 (記事執筆時点では –login-with-github のオプションは指定できませんでした)


az staticwebapp update --branch <デプロイ対象のGitブランチ名> --name  --source https://github.com/~~~~~ --token 

 これで、目的のGitHubリポジトリのアプリをStatic Web Appsにデプロイできるようになりました。

 GitHub Actionsのワークフローも自動的に作成されてコミット・プッシュされます。

 デプロイ対象のフォルダの指定等はできないようなので、作成されたワークフローは適宜修正してください。

まとめ

 比較的簡単な手順でStatic Web Appsの繋ぎ先を変更することができました。

 これからも軽快で便利なStatic Web Appsを活用していきたいと思います。

松枝 宏樹/FIXER

愛知県在住、リモートワーク気味なエンジニア。
得意分野はC#、ASP.NET、terraform、AKSなど。

[転載元]
 Static Web Appsの連携先GitHubリポジトリを変更する方法 #Azureリレー

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