本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「IoTシステム設計や実装に必要な基本知識の検定制度「SPS認定資格」とは?」を再編集したものです。
目次
「SPS認定資格」とは「IoT Engineer Basic for SPS 認定資格」の内容
1. IoTの基礎知識
2. IoTプラットフォーム「SORACOM」の基礎知識と特徴
3. IoTプラットフォーム「SORACOM」のサービスと活用
「SPS認定資格」の受験方法
こんにちは。ソラコム パートナーマーケティングの小出です。
本日は、ソラコムがSORACOMパートナースペース(SPS)に参画するパートナー企業に提供している「SPS認定資格」についてご紹介いたします。
IoTシステムにおいては、センサー、デバイス、通信、セキュリティ、クラウド、アプリケーションと複数の専門領域にまたがったシステム構築が必要となります。ソラコムはIoTのエコシステムとして「SORACOMパートナースペース」(略称、SPS)という国内最大級のIoTパートナープログラムを提供し、デバイス、テクノロジー、ソリューション、インテグレーションとそれぞれの分野で技術と知見をお持ちの企業との協業を進め、市場を拡げてお客様の課題を解決、新たな活用法の創出を目指しています。
「SPS認定資格」とは
あらゆる種類のモノがインターネットにつながり、多様な新サービスが創出されつつある現在、IoTは、産業のあらゆるプロセスの自動化や効率化に役立てられています。それだけでなく、位置データを利用したモノ・ヒトの動態管理、機器の故障検知や安全保全に役立てる遠隔監視、キャッシュレスを見据えた決済端末などのIoTソリューションビジネスも普及してきており、IoTの活用シーンは拡がっています。
ソラコムでは、IoTシステムに必要となる知識を確認いただける検定制度を提供しています。このSPS認定資格には、営業向けの「SORACOM IoT Sales for SPS」と、エンジニア向けの「SORACOM IoT Engineer Basic for SPS」の2種類をご用意しており、いずれもIoTプロジェクトの推進や実装に役立ちます。
今回は、エンジニア向け資格「SORACOM IoT Engineer Basic for SPS」の内容と、そのメリットをご紹介いたします。
「IoT Engineer Basic for SPS 認定資格」の内容
「IoT Engineer Basic for SPS 認定資格」の内容は、大きく以下の項目で構成されています。
- IoTの基礎知識
- IoTプラットフォーム「SORACOM」の基礎知識と特徴
- IoTプラットフォーム「SORACOM」のサービスと活用
ここからは、それぞれの概要と得られる内容をご紹介します。
1. IoTの基礎知識
「IoTの基礎知識」は、 IoT自体の理解から始まり、センサーやデバイスといったモノ、モノとクラウドをつなげるための通信、クラウドの利点や代表的なサービス等、実装に直接必要な技術面に加えて、法制度やセキュリティリスクからPoC(Proof of Concept; 概念実証)に取り組む方法まで、IoTプロジェクトを進めるうえで必要な汎用的な知識の確認となります。
2. IoTプラットフォーム「SORACOM」の基礎知識と特徴
「SORACOMの基礎知識と特徴」は、SORACOMのIoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air」の機能と種類、デバイスとの適合性や設定方法についての内容です。モノとクラウドをつなげる技術的な方法論や、実際の利用に際して注意すべきポイントの理解を深めます。
3. IoTプラットフォーム「SORACOM」のサービスと活用
「SORACOMのサービスと活用」の項目では、SORACOMを使ったIoTシステムの設計や実装に必要な知識についての設問で、SORACOM各種サービスの内容や利用料金、サポート窓口など、実務的な内容もカバーしています。SORACOMの活用がIoT開発においてどのような利点を持つのかを考えていく内容となっています。
このように、IoTプロジェクトの推進や実装に必要な情報を網羅的にカバーしているため、「IoT Engineer Basic for SPS 認定資格」を受けていただくことにより、SPSパートナー企業がSORACOMを活用したデバイス、サービスをお客様に提供する上での基礎的な知識を習得いただくことができます。
「SPS認定資格」の受験方法
「SPS認定資格」は、SPSパートナー企業であればいつでも、SPSパートナー向けポータルサイトからWebテスト画面を開くことでオンラインで受験できます。また、ソラコムでは、2022年初頭に「SPS認定資格」のテスト内容を一新し、IoTの新技術やソラコムの新しいサービスについての内容を追加しました。
新テストに対応した認定資格試験の対策セミナーを、4月6日(水)14:00~予定しております。セミナーでは、資格試験の内容に加え、活用方法をより具体的に理解していただけるよう、お客様事例のご紹介もしています。また、セミナー受講後、つづけて検定試験を受験いただくこともできますので、奮ってご参加ください。お申し込みはこちらからお願いいたします。
まだパートナーとしてご登録いただいていない方も、SPSは随時参画企業を募集しています。登録にかかる時間は3分ほど、ぜひこちらからご申請ください。ご不明点などございましたら、ご遠慮なくパートナー窓口までご連絡いただければと思います。
今後も、ソラコムはSPSパートナーのみなさまとともに、お客さま企業のIoT活用をサポートしてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
ソラコム 小出
投稿 IoTシステム設計や実装に必要な基本知識の検定制度「SPS認定資格」とは? は SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。
この連載の記事
-
第484回
デジタル
AWS re:Invent 2024に見る、IoTの成熟と生成AIとの融合 -
第483回
デジタル
二歳半の子供を持つエンジニアの一日の働き方 -
第482回
デジタル
VPN 対応の産業用 LTE ルーターの価格改定【30%オフ】 -
第481回
デジタル
時間帯に応じたメール通知の構築方法 : SORACOM LTE-M Button と SORACOM Flux の活用 -
第480回
デジタル
SORACOM Flux 料金プランを発表しました -
第479回
デジタル
12/11-13 商業施設・店舗DX展に出展:最新IoTソリューションや事例をご紹介 -
第478回
デジタル
コープさっぽろが、クラウド型カメラ「ソラカメ」を全店舗で導入、現場主導の改善を実現、サーバールームの異常な温度上昇を通知する新規掲載レシピ takuyaのほぼ週刊ソラコム 11/16-11/29 -
第476回
デジタル
WebRTCとMedia over QUIC Transportの性能比較 -
第475回
デジタル
SORACOM Lagoon 3 の [Math] 機能で、複数データを組み合わせた通知の手順 -
第474回
デジタル
SORACOM Flux の AI アクションに Amazon Bedrock – Anthropic Claude 3.5 Haiku を追加、Teltonika RUT240 の価格を改訂 takuyaのほぼ週刊ソラコム 11/02-11/15