高解像度でもヌルヌル動く!Ryzen 7 5700G&GeForce RTX 3060 Ti搭載するゲーミングPCの実力とは?

文●勝田有一郎 編集●ジサトラハッチ

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デザインと機能性、共に優れたミドルタワーPCケース

 パソコンは、中身(性能)も大事だが見た目も大事。というわけで、まずはXA7R-R36Tの外観や機能について確認していくことにしよう。今回試用するXA7R-R36Tをはじめ、サードウェーブのゲーミングPCブランドGALLERIAでは、専用デザインのPCケースが使用されている。

 それがこの「ガレリア専用 SKケース」だ。GALLERIAのPCケースは2020年にデザインが一新されて登場からまだ2年も経っていない状況だが、今やサードウェーブのゲーミングPCの「顔」として確立した存在になっていると感じられる。

 フラットな面で構成されつつも、角を斜めに切り落としたデザインがワンポイントとなっている洗練されたデザイン。それと新世界へのゲート(門)を意識したとされるフロントパネル周囲のRGB LEDがゲーミングPCであることをさりげなくアピールしている。またサイドパネルが一部透明になっており、外からPC内部の確認も可能だ。ガンメタリック塗装された筐体は様々な設置場所になじんでくれるだろう。

フラットなフロントパネルにGALLERIAのロゴマークがあしらわれている。また、うっすらと5.25インチオープンベイの蓋も確認でき、ここにBlu-rayドライブなどを増設することも可能だ

フロントパネル周囲のRGB LEDは専用ツールで制御可能。色の変更や点滅、消灯などを設定できる

 各種インターフェースやスイッチ類にアクセスする前面パネルは、斜めにカットされた筐体前面上部の角部分に設けられている。「ななめ45度コンソールパネル」と命名されている前面コンソールパネルは、PC本体を床置き机置きのどちらにしてもアクセスしやすくなっているのが特徴だ。

 前面コンソールパネルには、電源ボタン、リセットボタン、ストレージアクセスLED、USB 3.2 Gen 1 Type-A×4、オーディオアウト、オーディオインが並ぶ。PCの電源を投入すると、電源ボタンの周囲がLEDで光る仕組みになっていて、専用ツールにて色の変更も行なえる

どこに置いてもアクセスしやすく斜めに配置された前面コンソールパネル。曲面と曲線の組み合わせになっているデザインも秀逸

 背面のインターフェース類も確認していこう。背面のI/Oパネル部はいたってシンプルで、PS/2コネクター、USB 3.1 Gen 1 Type-A×6、有線LAN(1Gbps)、オーディオジャックといった基本的な構成になっている。その他にはビデオカードからの映像出力でHDMI×1、DisplayPort×3といったところだ。

背面のインターフェース類はシンプル

 続いてPCの内部構造もチェック。PC内部はいくつかのPCパーツによって構成されているが、まず目に入るのが大型のタワー型空冷CPUクーラー。大きなCPUクーラーはファンを高速回転させなくても大きな風量を得られるので、静かでよく冷えるという特徴を持つ。また、給排気用のケースファンも140mmの大型タイプが計3基標準搭載されている。低負荷時はこれらの大型ファンがユルユルまわるだけなので、アイドル時の音は結構抑えられている。

 またケーブルの裏配線がしっかりとしていて余計なケーブルが表からは見えないので、PC内部はスッキリとした印象だ。

PC内部には3.5インチや2.5インチのベイも備わっているので、あとからHDDやSSDを増設することも可能だ

 筐体サイズは220mm(幅)×440mm(奥行き)×480mm(高さ)と、いまどきのミドルタワーPCケースらしく奥行きは浅め。机の上にも置きやすいサイズと言えるだろう。

「XA7R-R36T」の主なスペック
CPU Ryzen 7 5700G(8コア/16スレッド、最大4.6GHz)
ビデオカード GeForce RTX 3060 Ti(8GB GDDDR6)
メモリー 8GB×2、DDR4-3200
ストレージ 1TB SSD、NVMe
マザーボード ASRock B550 TW
インターフェース 【前面】USB 3.2 Gen 1(Type-A)×4
【背面】USB 3.2 Gen 1(Type-A)×6
サイズ/重量 220(W)×440(D)×480(H)mm/約14kg
OS Windows 10 Home 64bit

※スペックは検証時のもの。時期により構成が異なる可能性がある。ベンチマークの結果もOSのバージョンなどにより多少差異が生じるため参考値として欲しい