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360mmラジエーター採用の水冷クーラーを搭載、Core i7-12700Kでも温度はバッチリ!

冷却性能が劇的に上がった内部構造に注目! デザインも機能性も向上したLEVEL∞最新ケース採用ゲーミングPCをチェック

2022年02月18日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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CPUのピーク性能をさらに伸ばせる!?
強力な水冷クーラー頼みのプチパワーアップに挑戦

 せっかく強力な水冷CPUクーラーを搭載しているので、CPU単体の性能も見ておきたいところ。とくに、第12世代Coreプロセッサーは発熱が大きめで、冷却性能の低いCPUクーラーでは高温になりがちだ。

 そこで、CGレンダリングでCPU性能を測る「CINEBENCH R23」を使い、Core i7-12700Kの性能と温度をチェックしていこう。CPU温度はセンサーから温度をチェックできる「HWiNFO64 Pro」を使用した。まずは普通に実行してみたところの結果から。

「CINEBENCH R23」の結果は、Multi Coreで20507pts、Single Coreで1939ptsとなっていた

 ベンチマークの結果は、シングルコアこそ妥当だが、マルチコアはやや低めの値となっていた。

 実は、Core i7-12700Kはターボブースト時の最大電力が制限されており、最初の一定時間が過ぎるとこの最大電力が低くなるようになっている。これはCPU本来の動作となるもので、実際インテルが公開している資料にも、「Maximum Turbo Power」(最初の一定時間使用する電力)が「190W」、「Processor Base Power」(基本となる電力、つまり、長時間負荷がかかる場合の電力)が「125W」と定められている。

インテルのサイトで公開されている、Core i7-12700Kの仕様。ここに、電力に関する仕様も書かれている

 ただし、実際にどこまで電力を供給するかはパソコンメーカーにゆだねられており、この設定の違いによって、同じCPUを搭載していても性能に差が出ることになる。「LEVEL-R769-LC127K-RBX」では安定性を重視した仕様からか、標準的な設定が守られているため、Multi Coreのスコアがやや低めとなってしまっているようだった。

 HWiNFO64 Proを使い、CINEBENCH R23実行中のCPU温度と電力を見てみよう。

「HWiNFO64 Pro」でチェック。「CPU Package」と「CPU Package Power」の2項目に注目してほしい

 CPU温度(CPU Package)は50度台半ば、電力(CPU Package Power)は約125Wとなっていることがわかるはずだ。CPUクーラーの性能が十分高く、温度は非常に低くなっているにもかかわらず、電力制限によって性能が出し切れていない、ともいえるだろう。

 そこで、UEFIの設定を変更し、常に190Wの電力で動作するように変更してみた。この設定でCINEEBNCH R23を動かした結果がこれだ。

「Long Duration Power Limit」というのが、長時間負荷をかけた場合の電力量。元々はAuto(125W)となっていたものを、手動で190Wへと書き換えた

再びCINEBENCH R23を試すと、Multi Coreが22316ptsへと上昇。Single Coreは1922ptsと微減していた

 シングルコアのスコアは少し減っているが、誤差の範囲内といえる程度。これに対してマルチコアのスコアは22316pts。上昇率でいえば、約9%の性能向上となった。

 CPU温度がどこまで上昇するのか気になったのでHWiNFO64 Proでチェックしてみたところ、70度台半ばと、約20度も上昇した。確かに温度は上昇しているものの、70度台半ばというのはCPUにとっては余裕がある。多くのパソコンでは90度近くにまでなることを考えると、この水冷CPUクーラーが非常に優秀だというのがよくわかる結果といえるだろう。

上限を190Wへと変更した場合のCPU温度。70度台半ばとかなり高くなっているが、CPUの温度としては十分低い

 ただし、性能が上がるのはCGレンダリングや動画エンコードといったように、CPUに高負荷が長時間かかる用途のみ。試しに3DMarkのTime Spyを190W設定で実行してみたが、スコアは9160。標準となる125W設定時の9174と、ほとんど変わらなかった。

 あくまで、ピーク性能を引き上げたい場合にだけ有効な設定変更といえるだろう。なお、こうした設定変更が原因であることが明らかな場合のCPUの故障は保証対象外となるとのことなので、普段使いでは標準の設定を使用するようにしたほうがいいだろう。

端正な新型ケースのデザインと
強力なCPUクーラーでしっかり冷やせるのが魅力

長く使える高コスパなゲーミングパソコンを探している人は要チェックだ

 直線的なフォルムと赤いラインが印象的な新型ケースの採用と、第12世代Coreプロセッサーを強力に冷やせる水冷クーラーの採用、そして、WQHDの解像度で多くのゲームが快適に遊べるだけの性能を備えているゲーミングパソコンの「LEVEL-R769-LC127K-RBX」。

 自分でストレージを増設するのもやりやすいうえ、最新パーツが使われているだけに将来性も明るく、長く使える1台となるのは間違いない。

 しっかりと性能が発揮でき、実用性の高いゲーミングパソコンがほしいと考えているのであれば、選んで損はない。ストレスなくゲームを楽しみたい、動画編集などの趣味用として高性能なパソコンを探しているという人にオススメしたい1台だ。

 「LEVEL-R769-LC127K-RBX」は、パソコン工房ウェブ直販サイトもしくは全国のパソコン工房店舗で注文することができる。加えて、パソコン工房 大阪日本橋店、パソコン工房 秋葉原イイヤマストア、パソコン工房 グッドウィル 名古屋大須店で、新しく生まれ変わった新ケースを採用するモデルの店頭展示も実施中だ。購入前に実物をみておきたいという人は、ぜひ足を運んでみてほしい。

(提供:ユニットコム)

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