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2022年02月18日 11時00分更新
定番ベンチマークでPC性能をチェック
快適に遊ぶのに必要十分なゲーミング性能を確認!
気になる実性能もチェックしていこう。まずはパソコンの総合性能を調べられる「PCMark 10」からだ。
このベンチマークソフトはビデオ会議やOfficeソフトの利用、動画エンコードなど幅広い用途での性能を検証し、総合スコアとして表示してくれるもの。スコアがいいほど性能も高いということになる。
なお、ジャンルごとのサブスコアもあり、アプリの起動速度やブラウザーの性能を見る「Essentials」、Officeソフトの速度を調べる「Productivity」、動画や写真編集などの性能となる「Digital Content Creation」という、3つのジャンルの性能もわかるようになっている。
総合スコアは8254。ミドルクラスのゲーミングパソコンとしては平均的なものだが、一般的なマシンと比べるとかなり高いスコアとなる。
続いて、ゲーミングパソコンとして気になるグラフィック性能を見ていこう。定番ベンチマークソフトとなる「3DMark」から、デフォルトの「Time Spy」のスコアだ。このテストはDirectX 12を使ったもので、解像度はWQHD(2560×1440ドット)となる。
スコアは9174と高めで、こちらの成績も文句なし。十分な性能があり、フルHDだけでなくWQHDでも多くのゲームが快適に遊べるだけの実力を備えている。
3DMarkにはこれ以外にも、DirectX 11を使用した「Fire Strike」、レイトレーシングテストとなる「Port Royal」といったテストも用意されている。これらの結果をまとめておくので、ほかのパソコンとの比較に役立ててほしい。
もう少し実ゲームに近いベンチマークとして、人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を試してみよう。
比較的軽めのテストとなるため、フルHD環境ではまず問題ない。そこで、さらなる高画質で楽しめるかどうかを調べるため、画質設定を「最高品質」、解像度を「3840×2160ドット」(4K)とした場合のスコアをチェックしてみた。
結果は見てのとおりで、評価は「やや快適」。レポートからさらに細かい情報を読み取ると、平均フレームレートが約50fps、最低フレームレートは約31fpsとなっていた。30fps以上あれば支障はないといって差し支えないだけに、4Kでも問題なく遊べるレベルの性能といえる。
ただし、プレーヤーや敵が集中し、多数のエフェクトが起こるようなシーンでは、わずかにカクツク可能性はある。常に快適にプレーしたいと考えているなら、WQHDへと解像度を落としておくといいだろう。
もう1つ、重ためなゲームベンチマークとして「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」も試しておこう。こちらは画質を「高品質」、解像度を「2560×1440ドット」(WQHD)としている。
フルHDでは余裕があるためWQHDで試したが、このあたりが快適に遊べるギリギリのラインといえそうだ。ちなみに4Kに解像度を上げてみたところ、スコアは3960にまで激減し、評価は「普通」になった。重めのタイトルを快適に遊ぶなら、WQHD以下にしておくのがおすすめだ。