昨今のスマートウォッチ市場では、健康やウェルネスをテーマにした機能が多く見られる。2021年夏に発売された「HUAWEI WATCH 3」も例に漏れず、「ストレス」「血中酸素」というアプリケーションを利用可能だ。本稿では、HUAWEI WATCH 3のこれらの機能について、実際の使用感を確認してみた。
なお、同製品に搭載される機能は、一般的なウェルネス・フィットネスを目的としたものである。医療機器として設計されたものではなく、「病気などの診断、治療、予防の目的には使用できない」という注釈書きが付いていることは、前提として理解しておこう。
また、本稿では、iOS 15.1を搭載したiPhone 11 Proで、バージョン12.0.9.300~12.0.11.300のiOS向け「HUAWEIヘルスケア」アプリを使い、HarmonyOS 2.0.0搭載のHUAWEI WATCH 3をペアリングして検証した内容を元に紹介する。
ストレスレベルの測定が可能
HUAWEI WATCH 3では、「ストレス」アプリを通じて、ストレスレベルを測定できる。基本的にアプリ一覧画面から「ストレス」アプリを起動すると、装着時に計測していたストレスレベルがグラフ化されて表示される仕組みになっている。
このストレスレベルは数値化されており、その数値が高いのか低いのかも、横に添えられた言葉で説明される。さらに、アプリ画面を下へスワイプすると、全体におけるストレスレベルの割合を確認できたり、そのスコアにおけるちょっとしたアドバイスが表示されたりする。
例えば、ストレスレベルが「15」なら「リラックスして今を楽しみましょう。平静さを保つことで、気持ちが豊かになりもっと楽しくなります。」、「31」なら「リラックスできるようになると良いですね。適度なストレスは正しく処理すればモチベーションの源泉です。」といった具合だ。
筆者の場合は、原稿執筆をしている時間帯で少しストレスレベルが上がるくらいで、大きな変化は見られなかった。対人業務の多い職業だったり、人前に立つ機会がある人だったりすると、より顕著に変動するかもしれない。
なお、任意のタイミングで手動のストレステストを実行する場合には、スマートフォン側のアプリで「ヘルスケア」タブを開き、「ストレス」を選択したのち、「ストレステスト」を実行する必要がある。このテストでは60間静止している必要がある。
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