ファーウェイ・ジャパンが11月25日に10の新製品を一挙に発表しました。スマートウォッチ3機種、モニター2機種、ワイヤレスイヤホン1機種のほか、体組成計、PCアクセサリー、バックパックも発表。かつて主力商品であったスマートフォンは今年は日本向けにはリリースしておらず、スマホとつながるデバイスやパソコン周りのアイテムにシフトチェンジしているようです。
同日にメディア向けの新製品体験会も開催されました。いち早く新製品に触れてきたので、ファーストインプレッションも含めてレポートします。
2週間使い続けられるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3」
今回発表された新製品の“主役”は「HUAWEI WATCH GT 3」。ヘルスケア機能とロングバッテリーが人気の「HUAWEI WATCH GT」シリーズの最新モデルで、サイズは46mmと42mmの2モデルがあり、それぞれスポーツモデルとクラシックモデルから選べます。市場想定価格は、46mmのスポーツモデル(ブラック)が3万1680円、クラシックモデル(ブラウンレザー)が3万4980円。42mmのスポーツモデル(ブラック)が3万580円、クラシックモデル(ホワイトレザー)が3万3880円。12月3日から順次発売されます。
心拍数モニタリング、睡眠モニタリング、血中酸素レベル測定、体表面温度測定など充実した健康管理機能に加えて、100種類以上のワークアウトモードを搭載。過去のランニングデータに基づいて、理想的なトレーニングプランを提案する「AIランニングコーチ」という新機能も搭載されています。
24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリングをONにしても、46mmモデルは約14日間、42mmモデルは約7日間の電池持ちを見込めます。ワイヤレス充電にも対応しています。
前モデルよりもディスプレーが大きくなり、より見やすくなったことも利点。左側面にクラウンとサイドボタンを搭載し、クラウンは回して操作することも可能。Android、iOSのどちらにも対応しているので、iPhoneユーザーも使うことができます。
コアランナー特化型「HUAWEI WATCH GT Runner」
HUAWEI WATCH GT 3をベースに、ランナー向けの機能を強化した「HUAWEI WATCH GT Runner」も発売されます。市場想定価格は3万4800円で、12月10日発売予定です。
耐久性に優れた高強度複合繊維のケースを用いて、ベゼルにはセラミック、リュウズにはチタンを使うなど、軽量かつ堅牢なデザインを採用。カラバリはブラックとグレーの2色で、どちらのベルトも通気がよく、汗が溜まらない仕様。HUAWEI WATCH GT 3と同じく5種類の衛星測位システムに対応し、デュアルバンドで位置情報を取得しますが、フェイスから上下に出っ張った部分にアンテナを搭載し、測位の性能を向上させたこともアドバンテージ。
基本仕様は、HUAWEI WATCH GT 3の46mmモデルと共通していますが、「HUAWEI TruSport」による科学的なランニング分析が可能で、ランニング能力指数たトレーニング負荷を測定できることが差分。日常的にランニングをしている人や、マラソン大会出場を目指している人にはもってこいのスマートウォッチと言えそうです。
エレガントでロングバッテリー「HUAWEI WATCH FIT mini」
「HUAWEI WATCH FIT」シリーズの新モデル「HUAWEI WATCH FIT mini」も発売されます。「mini」という名の通り、HUAWEI WATCH FITからコンパクト化が図られ、ディスプレーは1.47型。カラバリはフロスティホワイトとモカブラウンの2色。レザーベルトは細めで、女性向けの上品なデザインです。市場想定価格は1万6280円で、12月3日に発売されます。
HUAWEI WATCH FIT miniは、HUAWEI WATCH GT 3に比べると機能は控えめですが、心拍数、睡眠、ストレスのモニタリング機能のほか、血中酸素の常時測定や月経周期モニタリングなども可能。ワークアウトモードも96種類が用意されています。スマートウォッチと呼ぶよりもスマートバンドに近いサイズ感に、多彩なヘルスケア機能がギュッと詰まっている印象。一般的な使い方で約2週間の使用を見込めるロングバッテリーも魅力です。