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「HUAWEI WATCH 3」レビュー、その実力は!? 第2回

ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」見た目・機能ともに充実した仕上がり

2021年11月18日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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アプリ一覧画面

ライフログ端末としてはほぼ完璧な印象

 ライフログ関連の測定機能については、活動量、心拍数、睡眠、ストレス、気圧・高度、血中酸素飽和度、体温などに対応する。さらに、それぞれ別個のアプリが用意されており、大型のディスプレイを活かしてウォッチ単体で記録を確認できることもユニークだ。ワークアウトについても、20種類を計測可能であり、歩く・走る、サイクリング、水泳、山登り、ウィンタースポーツ、ジムなどでの運動量測定は概ね対応できると思ってよい。

測定できる項目の一例。画像は心拍数(左上)、気圧(右上)、血中酸素飽和度(左下)、睡眠時間(右下)

 そのほかの機能についても、ウォッチからの操作でスマホの電話発信や、タイマー・アラームの設定、コンパスの表示など、スマートウォッチとして便利な機能は一通り備えている印象だ。特に、音声を録音してメモとして使える機能が標準で備わっているのは便利だった。ちなみに、ウォッチから「HUWAEI Music」も利用できるが、今回の検証はiOS端末とペアリングしていたため、利用不可の表示が出た。

スピーカー穴が空いていて、ウォッチ単体でも音が出せる。デフォルトだとワークアウト時などに音声アナウンスが爆音が再生されるので音量調整は必須だ

 さらにいえば、ファーウェイ独自のアプリストアである「AppGallery」からのアプリをインストールすることもできる。試しに「workout」や「health」で検索してみたところ、ヒットするアプリ候補はまだまだ少なかったが、長期的には便利なサードパーティ製アプリがたくさん出てくることを期待したいところだ(※ちなみに執筆時点ではAppGallery上で「日本語キーボード」を選んでも英字入力しかできなかったので、検索方法が変われば表示数も変わる可能性はあるかもしれない)。

 ちなみに、Apple WatchやWear OSと比べて差があると感じたのは、SiriやGoogleアシスタントなど、多くの人に馴染みがある音声アシスタントが使えない部分だ。筆者はそこまで気にならなかったものの、普段からよく音声アシスタントを使うという人はこの点を確認しておきたい。

 全体を眺めるともちろん長所短所を感じる部分はあったが、5万円台前半で購入できるスマートウォッチとして非常にバランス感がよく、筆者としては使い勝手の良さに好印象を受けた。

 

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