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「HUAWEI WATCH 3」レビュー、その実力は!? 第1回

ファーウェイ「HUAWEI WATCH 3」のバッテリー持ちをiPhone接続で検証した

2021年11月11日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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iPhoneとペアリングしたHUAWEI WATCH 3を通常の状態で使用し、バッテリー残量を記録したもの

通常状態で丸1日は電池が持った

 実際に筆者がバッテリー持ちを検証してみたところ、iPhoneでは28時間程度の連続使用ができた。使用環境によって左右する数値なので、あくまで参考に留めて欲しいが、iPhoneユーザーには参考になる数値になるはずだ。

 具体的には、バッテリー100%の状態で利用開始したのが、1日目の17時。特にワークアウトなどの利用はせず、たまに時刻を確認したり、表示される通知をチェックしたり、と無難な使い方で過ごした。21時台には就寝し、この時点で残量は88%に。2日目の朝は9時に起床し、残量は55%になった。この日もワークアウトなどは利用せず、24時間が経過した17時に残量は16%になっていた。その後、19時すぎに残量10%になり「充電してください」との旨が表示される。そして、約28時間が経過した22時前でバッテリー残量が0になった。

 おそらく、GPSを使ってワークアウトを測定すると、ペースはもう少し早くなると思う。とはいえ、職場に出勤するような1日を想定した場合、朝から晩まではバッテリー持ちで心配することはなさそうだ。Androidとペアリングする場合には、さらに余裕ができるだろう。

「超長時間バッテリー持続モード」にすれば約2週間持つ

 さて、HUAWEI WATCHシリーズの底力はここからだ。「バッテリー」の設定項目に用意された「長時間バッテリー持続」のスイッチをオンにし、端末を再起動させることによって、たとえiPhoneユーザーであっても充電不要の長期利用が可能になる。

設定アプリ内で表示される「長時間バッテリー持続」のスイッチ

 同モードを有効にした場合、文字盤デザインがシンプルな表示に変わり、さらに特定の機能のみが利用可能な状態となる。モバイルネットワーク、Wi-Fi、Assistant・TODAY機能などは無効になる。一方で、心拍数や体温など、基本的な測定機能が完全に停止するわけではない。ワークアウトの測定も可能だ。時刻確認とライフログを中心に利用する想定ならば、同モードの存在は魅力的にうつるだろう。

 実際に筆者が試したところ、丸1日使ってもバッテリー残量は92%残っていた。具体的な減り具合は以下の通りである。

「超長時間バッテリー持続モード」をオンにした場合のバッテリー残量を記録したもの

 1日目は12時過ぎに100%から利用を開始した。14時30分に確認しても、表示は100%のまま。ようやく99%になったのが、4時間経過後の16時ごろだった。就寝する22時に確認すると残量は97%。2日目の起床時7時台には残量が94%だった。1晩寝ても3%しか減らないのはありがたい。2日目は、30分程度のウォーキング測定も実施。その上で12時過ぎに92%だった。

 さらに3日目は、朝の8時に残量を確認すると86%。夕方の16時には83%だった。この日も日課のウォーキングで測定をしている。その後も継続して見守り続け、4日目の10時過ぎにようやく1/4が減った75%までたどり着いた。

「超長時間バッテリー持続モード」をオンにした際に表示される文字盤

 丸4日で約1/4強のバッテリーが消費されるわけので、このペースが継続されれば、14~15日はバッテリーが持つ計算になる。「長時間バッテリー持続モードで約14日間使える」というHUAWEI WATCH 3の仕様は、iPhoneとペアリングした場合でも当てはまるようだった。

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