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HUAWEI MateView GT実機レビュー その3

HUAWEI MateView GTのAV品質をチェック! 鮮やかな画質でゲームや映画向き

2021年11月23日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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 「HUAWEI MateView GT」は34インチのVA液晶を採用。解像度は3440×1440ドット、色域はDCI-P3カバー率90%、最大輝度は350cd/m²、コントラスト比は4000:1、HDR規格はHDR10、リフレッシュレートは165Hz、応答速度は4msとされている。今回はAV品質についてレビューしていきたい。まずはディスプレー画質からだ。

「HUAWEI MateView GT」市場想定価格6万5800円

広色域が確保されているので非常に鮮やか
スピーカーも大迫力でゲームの没入感が増す

 まず画像や動画などを鑑賞したときの第一印象は、350cd/m²の最大輝度を実現しているだけに非常に鮮やか。デフォルトでは輝度が60%に設定されているが、よほど環境光が強い場所でなければそのままでまったく問題ない。

ディスプレーの表面処理は非光沢(アンチグレア)。照明などの映り込みを低減してくれる

 視野角は178度と謳われているが、VA液晶パネルを採用しているため、横から見ると色の変化は大きい。とは言え湾曲ディスプレーを横から見ることなどレアケースなので、問題ないはずだ。

VA液晶パネルを採用した「HUAWEI MateView GT」は、横から見たときの色の変化は大きい

 色域についてはカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率100%、AdobeRGBカバー率84.9%、DCI-P3カバー率89.9%という値が出た。スペック通りの広色域が確保されている。

実測したsRGBカバー率は100%、sRGB比は123.1%

AdobeRGBカバー率は84.9%、AdobeRGB比は91.3%

DCI-P3カバー率は89.9%、DCI-P3比は90.8%

 今回、「Core i7-11370H」と「GeForce RTX 3070」を搭載する「ASUS TUF Dash F15」に「HUAWEI MateView GT」を接続してみたが、Windows 11環境で解像度は3440×1440~800×600ドット、リフレッシュレートは165~59.97Hzの間で選択可能だった。ただし、解像度は3440×1440ドット以外では横に黒い帯が入ってしまうので、あえて変える必要はない。

解像度は最大3440×1440ドット

リフレッシュレートは最大165Hz

 一方、ディスプレー上部にはエコーキャンセル、バックグランドノイズキャンセルに対応した「360°デュアルマイクシステム」、スタンド手前にはデュアル5Wスピーカーによる「ステレオサウンドバー」を装備している。「ステレオサウンドバー」は最もユーザーに近い特等席に設置されていることもあり、非常に迫力あるサウンドを聴かせてくれる。最大ボリュームでは近所迷惑になりかねない音量だ。「HUAWEI MateView GT」に外部スピーカーは不要だ。

ディスプレー上部には「360°デュアルマイクシステム」を内蔵。最大4メートル離れた距離の声もキャッチする

最もユーザーに近い特等席に「ステレオサウンドバー」を装備。迫力のサウンドを奏でてくれる

「ステレオサウンドバー」には、静的、呼吸、カラフル、流れる波、リップルウェーブ、単一の波、カラフルな波紋、カラフルな流れ……などのライトエフェクトも用意されている

 「HUAWEI MateView GT」は画質だけでなく音質もかなり高いレベル。ゲームだけでなく、映画やミュージックビデオなども堪能できることは間違いない。次回はレビュー最終回ということで、総括編をお届けする。

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