このページの本文へ

FIXER cloud.config Tech Blog

新入社員向け、Azure認定資格の“推しラーニングパス”はこれだ!

2021年09月03日 11時00分更新

文● 荒井 隆徳/FIXER

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「知っておきたいAzure認定資格のラーニングパス、まとめてみた」を再編集したものです。

 こんにちは。Azure認定資格のことならあの人に聞こう。で御馴染みにしたい荒井です。

 Azure認定資格はどの順番で学び、取得すればよいですか?と最近新入社員の方から質問いただく機会が増えてきたので、Azure認定資格ラーニングパスをまとめてみました。

 Azure認定資格ラーニングパスの全体像

出典:日本マイクロソフト様の資料より抜粋 ※利用の許諾いただいてます

 Azure認定資格は、ロールベース(役割)別の認定資格があり、主に以下の4つに分かれています。

1. ITシステム管理
2. 開発エンジニア
3. データベースエンジニア
4. AIエンジニア

「なんだわかりやすいロールが定義されているじゃないか、俺は開発志望だから【2.開発エンジニア】だけでいいんや 」と思ったあなた。おっと早合点承知の助です。

 Azureを使えば IaaS/PaaS などもインフラ面は、クィックにデプロイできちゃう時代です。これからの開発エンジニアは、インフラもカバーしながら開発できちゃうエンジニアが主流になっていくと思われます。先入観で自分の価値にリミッターを設けず限界値を広げるスタンスで挑戦しましょう!!

 とはいえ、どれから手を付ければ(*’ω’*)?。ってなると思いますので、本日は、Azure認定資格兄さんこと荒井の独断と偏見で作った推しラーニングパスをご紹介します(完全に個人的な見解です。何の根拠もありません( *´艸`))。

 推しのラーニングパスを紹介する前に、まず、こちらをご覧くださいませ。

 こちらは、私がAzure認定資格コンプした時の経験を基に作った各認定試験範囲を表現したベン図です。

 AZ-400を除き、各AZ試験範囲は連関・重複箇所があり適切なパスを選択すれば効率よく学べます。

 ここを意識ながら今回はインフラもカバーしながら開発できちゃうエンジニア(俗にいうフルスタック)を目指す新入社員向け推しラーニングパスをご紹介。それはこれだーーー!!

① Fundamental(AZ-900)

 まずはクラウド全体、Azure全体のイメージを掴めるようになってほしいので、AZ-900はマストです。またこの試験の良いところは、テクノロジーカットだけでなくビジネスカットでもAzureの良さやユニークな特徴もここで学べるので、エンジニアの方だけでなく営業の方にマストでとってもらいたいなと思います。

② Associate(AZ-104)

 ここではかなり幅の広いAzureの世界に没入してもらうことになります。膨大な情報量にぶち当たるので最初の関門だと捉えて超ポジティブに望みましょう。

 怒涛の新出ワードに遭遇した時の対応イメージ

 また知らない言葉出てきたよぉ…おえっ( *´艸`) → ネガティブ

 また新しい発見だぜ!どんだけあんだよサービス、Azureすごいな! → ポジティブ。基本このスタンスが大事 (*’ω’*)

 AZ-104を突破すれば、フルスタックエンジニア達の会話についていくために必要な語彙力をGetでき、脱コミュニケーションエラーです!ふんばりどころです、頑張りましょう!!

③ Expert(AZ-303)

 えっここらでさすがに開発エンジニアの認定資格へ切り替えじゃないの!? と思う方がいるかもしれませんが、AZ-104を学んだらその直後にAZ-303にトライを推奨します。

理由は

1. AZ-104をしっかり学べばAZ-303の学習範囲を大分カバーしているので、アドバンテージを持ってExpert試験のAZ-303に挑戦できるためです。Expert試験に合格すると気持ちも晴れやか(*’ω’*)

2. 学習効率もそうですが災害対策や事業継続性の観点で東西リージョンによる冗長化が当たり前になっている昨今、 AZ-303 を押さえておかないとアーキテクチャの理解も片手落ちになっちゃうし、業務でも頻出すると思うのでここで理解しきっちゃいましょう。 イメージ的には AZ-104がリージョン内の範囲、AZ-303がリージョン跨ぎの 範囲で技術を試される感じです。

④ Associate(AZ-500)

 次、Azureと言えば、そうAzure Active DirectoryなどのID、アプリ管理、Azure Key Vaultなどの使ったセキュアな保護も押さえていただかないとですよね。開発する時、いずれぶちあたるので先に学んでおこう!的な精神ですね。周辺技術も把握しておくと足元をすくわれずにすみます!(きっと)

⑤ Associate(AZ-204)

 お待たせしました。やっと開発エンジニアの認定試験がでてきました。長い道のりでしたが積み重ねで得た知識・技術を生かせば余裕で合格できること間違い無し!

これでAzure全体を俯瞰しつつ、必要なサービス、インタフェースも理解しながら開発が行えるエンジニアになっていることでしょう(勝手な想像)。

 私の 独断と偏見で作った推しラーニングパス紹介は以上になります。

 この情報が、みなさまのオリジナルラーニングパスを作る際の参考になれば幸いです。

 また、Azureのほか、Microsoft 365、Power Platformなど、Microsoftが提供する認定試験は超あるので、別ジャンルも横断して攻めてみたい! と思った方は、こちらを定期的にご覧いただくと素敵な発見があると思います。

 こちらも、ぜひぃどうぞ~(*’ω’*)

 以上、「知っておきたいAzure認定資格のラーニングパス、まとめてみた」でしたーーー!!!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

荒井 隆徳/FIXER

Senior Solutions Specialist / Azure Training instructor
 昨日の自分よりも今日の自分、そして今日の自分よりも明日の自分が成長しているように日々FIXERでチャレンジさせていただいてます!日々前進!!

[転載元]
 NET ZERO Leaders Summit ( Japan Business Conference 2021 ) 参加レポート

カテゴリートップへ