島根富士通は8月25日、「SFJ Next30オンライン発表会」を開催した。
本発表会は同社が2021年で操業30周年を迎えたことを記念し実施。島根富士通の代表取締役社長 神門 明氏が登壇し、主に「これからの30年」についてのビジョンが発表された。
同社の工場では従来のノートパソコン・タブレットパソコン製造に加え、2021年からはデスクトップパソコンの製造も開始。様々なシナジーを生み出し、モノづくりを進化させていくFMVのコアファクトリーとしての役割を担っている。
その上で、これからの30年はユーザーの要望に、すばやく、柔軟に対応する「スマートファクトリー」への進化をめざすとコメント。
同社の強みとして、1990年10月の操業から本年に至るまで培ってきた、たゆまぬ改善による「現場力」、人と機械の協調生産で生まれる「技術力」、きめ細かいサービスに裏打ちされた「創造力」を挙げ、それらをさらに強化していくとした。また、新たに身につけていく力として、「変動力」「逆境力」を加え、合計5つの柱で発展していくと語った。
変動力に関しては、市場の変動にダイナミックに追従していく力だと説明。具体的には、トレンドから需要変動を分析したり、オーダーに応じて人・設備・場所を自在に変化させたりすることで、フレキシブルでコンパクトな製造ラインの構築をしていくという。
また、逆境力に関しては、持続可能な強い企業への変革を目指すとして、人・組織のレジリエンス向上、新たなBCM・BCP策定などの企業のレジリエンス向上をはかっていくと意気込んだ。