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21万円台から、各種ベンチマークをチェック

RTX 3070搭載でフルHD144Hzディスプレーを活かして最新タイトルも快適な高コスパ15.6型ゲーミングPC「LEVEL-15FR105-i7-TASX」

2021年07月06日 13時00分更新

文● 柴田尚 編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-15FR105-i7-TASX」

 ユニットコムの「LEVEL-15FR105-i7-TASX」は、15.6型ディスプレーを搭載したゲーミングノートパソコンだ。CPUは第10世代Coreプロセッサーを、GPUはGeForce RTX 30シリーズを採用したハイエンドモデルとなっている。さらに、ディスプレーはリフレッシュレート144Hzに対応しており、ゲームをするのにうってつけの構成だ。

 基本構成時での主な仕様は、Core i7-10780H(2.20GHz、8コア/16スレッド)、GPUがGeForce RTX 3070 8GB、メモリーが16GB(8GB×2)、ストレージが500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。価格は21万6678円から。

 前々回は外観を、前回は使い勝手を紹介してきたので、今回はベンチマークで本体性能をチェックしていこう。

当然のように高水準なスコアを連発

 マシンの総合力を計測する「PCMark 10」では、総合スコアが6257。詳細は、アプリケーションの起動やブラウザーの描画速度がわかる「Essential」が8929。Word、Excelといったビジネス系アプリケーションの処理能力をみる「Productivity」は8457。3Dグラフィックスの描画や、画像・動画編集能力を示す「Digltal Contet Creation」は8806となった。どれも高水準で、ゲームプレイを含めて一般的な作業に不便さを感じることはまずないだろう。

「PCMark 10」の結果

 CPUの能力をチェックする「CINEBENCH R23」では、マルチコアが7445pts、シングルコアが1188ptsというスコアになった。ベンチ内のランキングを見ると、どちらもCore i9-9880HやCore i7-7700Kと同等かそれ以上の数値となっている。

「CINEBENCH R23」の結果

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark 8.0.2」のスコアは以下のとおりだった。各種作業を行なうには十分な速度が出ている。ただ、少し気になるのがその容量だ。基本構成のストレージは500GBなのだが、これではOSとゲームを複数インストールすると、結構あっという間に埋まってしまう。予算に余裕があれば、BTOによるカスタマイズでメインストレージの容量を増やすか、追加のM.2 SSDを選択しておくといいだろう。

「CrystalDiskMark 8.0.2」の結果

 実際にゲームプレイの指針となるベンチマークもチェックしていこう。「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」は、設定は画質を「最高品質」、解像度を「1920×1080」、表示をフルスクリーンで計測した。最高ランクの状態である。結果はスコアが15571で評価は「非常に快適」。問題なく動作してくれるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のスコア

 もう1つのオンラインゲームのベンチマークとして、6月9日に稼働を開始した「PSO2 ニュージェネシス」のベンチマークも使用してみた。解像度を1920×1080ドットにして表示はフルスクリーン。グラフィック設定は「ウルトラ」。スコアは13079で、「快適に動作すると思われます」と出た。負荷が高めでも、MMORPGであれば問題なく動作してくれそうだ。

「PSO2 ニュージェネシス」ベンチマークの結果

 最新タイトルの指標は、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」を使用してみた。設定は、画質を「高品質」、解像度を1920×1080ドット、表示を「フルスクリーン」と、こちらもデフォルトでは最高設定だった。結果は、スコアが8075で評価は「快適」。最新タイトルもフルHDであれば、快適にプレイできるというのがわかった。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver1.2」のスコア

 ラストは「3DMark」で3Dグラフィックス能力をチェック。DirectX 12用ベンチである「Time Spy」はスコアが8534で「良好」と出た。4Kでの稼働を見る「Time Spy Extreme」でもスコアは4179で「非常に良好」という結果になっている。

「3DMark」の「Time Spy」のスコア

「3DMark」の「Time Spy Extreme」のスコア

 さらに、3DMarkに新しく加わった機能である「CPUプロファイル」のベンチマークもチェックしておこう。各スレッド数で同じCPUでの平均値に近い値を出しているが、多くのスレッドを使用した際だけ少し低めになった。ゲームにおいて使用するのは8や4スレッドが一般的なうえ、元が高いスペックなので気にする必要はないが、このあたりは今後のドライバーなどのアップデートで改良するのではないだろうか。

「3DMark」の「CPUプロファイル」のスコア

 以上のベンチマークにより、LEVEL-15FR105-i7-TASXは様々なゲームをハイエンドなレベルで快適にプレイできるゲーミングマシンだとわかったもらえたのではないだろうか。これらのスペックと144Hzというハイリフレッシュレートなディスプレーがセットになっていることを考えると、実はコストパフォーマンスはいい。

 高い性能を持ったマシンなので長く使い続けられるため、実際にはさらにコスパが良好になる。中途半端なモデルではなく、高性能なゲーミングノートをお手頃に手に入れたいという人にはうってつけのマシンだ。

試用機の主なスペック
機種名 LEVEL-15FR105-i7-TASX
CPU Core i7-10870H(2.20GHz~最大5GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 3070 8GB
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0(Type-A)×3、USB 3.1/Thunderbolt3兼用(Type-C)×1、HDMI出力端子、Mini DisplayPortt×1、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、microSDメモリーカードリーダー、有線LAN端子
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅357.5×奥行238×高さ26.4mm/約2.02kg
バッテリー駆動時間 約6.3時間
OS Windows 10 Home(64bit)

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