Apple Design Awards史上初、日本のディベロッパーがファイナリストに選出
「らくがきを動かしたい」という情熱、「らくがきAR」なぜおもしろい
2021年06月26日 11時00分更新
日本発アプリ「らくがきAR」がファイナリスト
Apple Design Awards史上初の快挙
アップルは、毎年6月に「Apple Design Awards」を発表し、デザイン面で卓越したイノベーションとアイデアを実現し、技術面での成果を達成したアプリのディベロッパーを表彰している。
Apple Design Awardsは「イノベーション」「ビジュアルとグラフィック」「インタラクション」「喜びと楽しさ」「インクルージョン」「ソーシャルインパクト」の6カテゴリーに分けて受賞者を選定しており、今回は、ゲーム部門で米Aconiteの「oloVista」や中国miHoYo Limitedの「原神」などが、ビジュアルとグラフィック部門でベラルーシLoóna Incの「Loóna」が、ソーシャルインパクト部門でデンマークS/I Be My Eyesの「Be My Eyes」などが選ばれた。
そして、惜しくも受賞は逃したものの、喜びと楽しさのカテゴリーで、Whatever inc.の「らくがきAR」がファイナリストにノミネートしている。日本のディベロッパーによる作品がファイナリストに名を連ねるのは、Apple Design Awards史上初めての快挙だ。
今回、Whatever inc.でらくがきARの開発に深くかかわったのProducerの関 賢一氏、Creative Detectorの宗 佳広氏、Programmerの岡田 隆志氏にインタビューする機会を得た。らくがきARというアプリの魅力を、インタビューで明らかになった開発者のコメントと視点を交えて紹介したい。